レギュラー2人が降板の『HAWAII FIVE-O』、米CBSは適切なオファーをしたと主張

米CBSの人気アクションドラマ『HAWAII FIVE-0』でシーズン1からレギュラーを務めてきたダニエル・デイ・キム(チン・ホー・ケリー役)とグレイス・パーク(コノ・カラカウア役)が、シーズン8を前に降板することは先日当サイトでもお伝えした通り。その後に同局が、彼らに妥当な出演料を提示していたと主張していることが分かった。米Varietyが報じている。

ダニエルとグレイスは、アレックス・オローリン(スティーヴ・マクギャレット役)とスコット・カーン(ダニー・ウィリアムズ役)と同等のギャラを求めていたが、CBSとの交渉内容が納得いくものではなかったことを理由に降板。最終的に同局が二人に提示した額は、アレックスやスコットのギャラよりも10~15%低かったと伝えられている。

すると、この報道に対してCBSが声明を発表。「『HAWAII FIVE-O』にとってダニエルとグレイスは、7シーズンにわたり価値ある大切なメンバーの一員でした。二人を失いたくない我々は、大幅にサラリーを引き上げてオファーしましたが、合意に達することはできませんでした。別々の道を歩むこととなりましたが、彼らがシリーズで見せてくれた才能と宣伝活動の役割に敬意を表すとともに、近い将来、二人と再び仕事ができることを願っています」と述べている。

近年、ダイバーシティ(多様性)の重要性が問われているハリウッドにおいて、『HAWAII FIVE-O』でレギュラーを務めたアジア系のダニエルとグレイスの存在は貴重だったと言える。ダニエル自身も降板後に発表した声明で、ケリー役は「とても特別なキャラクターだった」と話している。それだけに二人の降板は残念でならないが、今後の活躍を期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:『HAWAII FIVE-0』
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