放送開始から25年以上経った今でもカルト的人気を誇る、鬼才デヴィッド・リンチ監督による伝説のドラマ『ツイン・ピークス』。その待望の続編『ツイン・ピークス The Return』がWOWOWプライムにて7月22日(土)より放送されるが、それに先駆けて都内で記者会見が行われ、クーパー捜査官を演じるカイル・マクラクランが登壇した。
会見の前夜に日本に着いたというカイル。久々の来日であったが、「東京は私が覚えている通りだったよ。ツイン・ピークスのように完璧で綺麗なところで、なにより日本の皆さんの温かさやおもてなしは、世界一だと思っているんだ」と、今日を楽しみにしていた様子であった。
本作の見どころを聞かれたカイルは、すかさず「私の役かな。絶対見てほしいよ」と目を細めて微笑みながらコメント。さらに、オリジナルの制作方法と違う2つの点について触れ、「まず18話分のボリュームの脚本があって、それを長編映画のように撮影した後で、どこで1時間ごとに区切るかを決めているんだ。そして何より、脚本を書いたリンチ自身が全話を演出するんだよ。オリジナル版では、いろんな監督が演出をしてきたから、これは新しいことだと言えるね」と、撮影秘話を明かした。
また、オファーを受けた際に真っ先に考えたことは「衣装のスーツ、今でも着れるかなあ...」という、なんともカイルらしい(?)心配事だったようだが、出演については少しのためらいもなかったという。「ここ何年も、"ツイン・ピークスに戻りたい、クーパー捜査官になりたい"って思っていたんだ。それに、もう一度リンチと仕事ができる、っていうだけで本当に興奮したね」
カイルが「オリジナルを知らない人も楽しめる、誰もが予想できないような、捻りのきいた展開が待っているよ。ぜひオープンな気持ちで見てほしい」と語った『ツイン・ピークス The Return』はWOWOWプライムにて7月22日(土)より放送開始。(海外ドラマNAVI)
Photo:『ツイン・ピークス The Return』来日記者会見に登壇したカイル・マクラクラン