『ワンダーウーマン』最強の美女戦士をガル・ガドットでなければ演じられなかった3つの理由

全米興行収入で『アナと雪の女王』や『ハリー・ポッター』全シリーズを超え、ワーナー・ブラザース作品としても『ダ―クナイト』『ダークナイト ライジング』に次ぐ歴代3位を記録、さらに女性監督(パティ・ジェンキンス)作としては歴代ナンバー1の興行収入を獲得と、日本での公開を前にすでに数々の記録を樹立している『ワンダーウーマン』。ジェンキンス監督は、自分がプロジェクトに参加する以前にワンダーウーマン役がガル・ガドットに決まっていたことに最初は不安を覚えたが、撮影を進めていくうちに彼女にしかこの役は演じられなかったと確信していったそう。彼女がその3つの理由を明かしている。

1つ目の理由は、圧倒的な美貌。2015年に「世界で最も美しい顔100人」の第2位に選ばれたガルは、身長178cmの元モデル。しかもイスラエル国防軍で職務に就いていたこともあり、スレンダーな身体の中に力強さを秘めている。ワンダーウーマンはとんでもない美女という設定だが、ガルがコスチュームを身にまとった時、監督はこの人にしか演じられないと感じたという。「それまで毎日のようにセットで仕事をしていたのに、"オーマイガッド! ワンダーウーマンだ!"と思った瞬間だった(笑)。彼女が振り返ると、照明に照らされた姿が最高に格好良くて、本当にマジカルな瞬間だったの」と、ガルの美貌に圧倒された時のことをふり返っている。

2つ目の理由は、正にワンダーウーマンそのものと言えるガルの内面。ワンダーウーマンは"女性だけの島"で生まれ育つが、世界を救うために自分の力を生かしたいと願い、人の良心を信じる優しさを持っている。そんな心優しい点もガルとの共通点で、先日開催されたコミコンでワンダーウーマンのコスプレをした小さな女の子がガルに会えた感激から泣き出してしまった際には、ガルは女の子の手を取って長時間話し続けていた。この優しく温かな対応はSNSで「彼女こそワンダーウーマンだ!」と話題になり、米ファッション誌SEVENTEENでも取り上げられたほど。ジェンキンス監督は、「ガルには"とにかくあなた自身でいてくれたらいいから"と何度も言ったの。それは彼女がまさにこのキャラクターのスピリットそのものだと思うからなのよ」と説明している。

そして3つ目の理由は、強靭な精神力。ワンダーウーマンのコスチュームは露出が多いが、ロンドンのシーンを冬に撮った時には、極寒の中での撮影にもかかわらず「演技とシーンにとても集中していたから、ほとんど寒さは忘れてしまっていたわ」と回想するガル。そんな彼女は実は撮影中に妊娠していたのだが、スタッフにそれを明かさず、つわりや偏頭痛に耐えながらアクションシーンの撮影も行ったそうだ。

「私はキャスティングにはものすごくこだわるから、ガルがワンダーウーマンを演じてくれて、信じられないくらい幸運だと思っているわ。いつもうまくいくとは限らないけど、今回は本当にツイてたわね」と監督。<最強の美女戦士>そのものと言えるガル・ガドットでなければ演じることのできなかった、圧倒的アクション・エンターテイメント映画『ワンダーウーマン』はいよいよ8月25日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ワンダーウーマン』
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