SFアクション映画『ジャンパー』、出演俳優の手でTVシリーズ化の企画が浮上

2008年のSFアクション・アドベンチャー映画『ジャンパー』を、TVシリーズにする企画が動いていることを、米Deadlineが報じた。

『ジャンパー』は、スティーヴン・グールド作の小説シリーズ(日本では第一巻「ジャンパー 跳ぶ少年」が早川書房より刊行)を原作に、世界中のどこへでも瞬間移動できる"ジャンパー"のデヴィッドが、ジャンパーの抹殺を使命とする組織と熾烈な戦いを繰り広げる物語。『Mr. & Mrs.スミス』『ボーン・アイデンティティー』のダグ・リーマンが監督を務め、ヘイデン・クリステンセン(『スター・ウォーズ』プリクエル・トリロジー)、サミュエル・L・ジャクソン(『キングコング:髑髏島の巨神』)、レイチェル・ビルソン(『The O.C.』)ほかが出演した。

そして今回の報道によると、この映画でジャンパーの一人、グリフィンを演じたジェイミー・ベル(『リトル・ダンサー』『スノーピアサー』)と、『ドクター・フー』のエピソード監督を務めたジュリアン・シンプソンのもとで、TVシリーズの企画が動いているとのこと。映画のリブートなのか、それとも続編なのかは不明だが、ジェイミーは映画の役をTVシリーズでも演じる可能性があるという。制作会社はスタジオ・カナル、ニュー・リージェンシー、及びライオンズゲート。

なお、昨年の秋には、YouTubeの有料サービスYouTube Redにおいて、原作小説の第三巻「Impulse(原題)」をベースに、パイロットの制作にゴーサインが出ていた。映画を監督したリーマンが製作総指揮を務めることになっていたが、続報は出ていない。TVシリーズの企画が今後どのような形で進展するのか注目していきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジェイミー・ベル
(C)FAM008/FAMOUS