Netflix×マーベルのオリジナルドラマ、視聴者が最初に見るのは『デアデビル』でなくあの作品!

Netflixは今月半ば、マーベルドラマのスーパーヒーローたちが集結するオリジナルドラマ『Marvel ザ・ディフェンダーズ』の配信をスタートした。そんな中、過去のマーベルドラマの視聴傾向をNetflixが発表したことを、米USA Todayが報じている。

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Netflixでは2015年から今年の春にかけて、『Marvel デアデビル』(主演:チャーリー・コックス)、『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』(主演:クリステン・リッター)、『Marvel ルーク・ケイジ』(主演:マイク・コルター)、『Marvel アイアン・フィスト』(主演:フィン・ジョーンズ)の順に配信してきた。

しかし、視聴者は必ずしもその配信順に見ているわけではないようだ。Netflixによると、多くの視聴者はまず『ジェシカ・ジョーンズ』、それから『デアデビル』『ルーク・ケイジ』『アイアン・フィスト』の順に見ている。また、『デアデビル』を見たら次は『ジェシカ・ジョーンズ』、あるいはその逆、『ルーク・ケイジ』を見たら次は『アイアン・フィスト』を見る、といった傾向も顕著だという(なお、これらの番組を見る前に、コミック原作の作品を見たことがない人は8人に1人の割合)。

以上の結果について、Netflixのプロダクト・イノベーション担当副社長のトッド・イエリンは、「視聴者は個別のストーリーは順に見ますが、互いにつながりのあるシリーズの場合、興味のある順と、スーパーヒーローについての知識を得た順に見ています」とコメントしている。

さらに、視聴傾向に基づきNetflix会員を1300のグループに分けたデータを分析したところ、上記の4作品それぞれに向けて、導入の役割を果たすNetflix配信番組も判明したとのこと。例えば『デアデビル』の場合、『ブラッドライン』『ブレイキング・バッド』『デクスター ~警察官は殺人鬼』『ハウス・オブ・カード 野望の階段』など、アンチ・ヒーローや不確かな道徳を扱った作品。『ジェシカ・ジョーンズ』の場合、『フレンズ』『マスター・オブ・ゼロ』『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』など、コメディや強い女性が登場する番組が導入の役割を果たしているということだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『Marvel デアデビル』主演のチャーリー・コックスにとってもこの結果は意外!?
(C) Barry Wetcher/Netflix