高橋一生「国境を越えた感動」!日本初放送『THIS IS US 36歳、これから』記者会見

2016年秋よりアメリカで放送されるやいなや、瞬く間に多くの人の共感と感動を集めた『THIS IS US 36歳、これから』が、10月1日(日)よりNHK総合にて日本初放送される。それに先駆けて都内で記者会見が行われ、主役の一人、コメディドラマの人気俳優であるケヴィンの吹き替えを担当した高橋一生が登壇した。

『THIS IS US 36歳、これから』は、人生の岐路に立つ36歳の男女を描いた、切なく心温まるヒューマンドラマ。現在の自分と向き合い、人生の壁を乗り越えようとする姿に多くの人が心動かされ、アメリカでは第1回放送後にシーズン1のフルシーズン製作(全18回)が早くも決定したほか、シーズン1放送中にシーズン2&3へも更新。新作シリーズとしては異例なことに、ゴールデン・グローブ賞作品賞(ドラマ部門)をはじめ、多くの賞にノミネートされている。

ジブリ映画『耳をすませば』で才色兼備な好青年、天沢聖司の声をあてていた高橋だが、海外ドラマの吹き替えは今回が初めて。しかし、収録で大変だったことを聞かれると、「周りの皆さんのおかげで、苦労と言う苦労はなく、"勉強させてもらっていいのかしら?"という感覚で楽しくやらせていただきました」と、笑顔でコメント。

高橋は最初、吹き替え用の台本に秒数が書き込まれていることに、舞台や映画との違いを感じ、不思議さを覚えたという。その中で、「アニメと違って、セリフを発している生身の人間がすでにいて、そこに声を入れることの意味や、僕が吹き替えに選ばれた理由を考えつつ演じています」と、自身にとって吹き替えが"声を入れる"というよりは、"芝居をする"感覚に近いことを語った。

ケヴィンに対しては同業者として共感する部分が多いと述べ、彼の魅力について、「人間らしい、すごくブレる男なんですね。それが滑稽に映る時もあり、不器用ながらも誠実さを感じる時もあり...。子供っぽいと言ってしまったらそれまでですが、彼なりに自分の心に正直に生きていて大人って本来はこうあるべきじゃないかな、と思わせてくれる説得力があります。素敵な人間だな、と思いながら演じていますよ」と、旧友を懐かしむような優しい口ぶりで答えていた。

国の境を越えて感動が伝わり、人種の違いはあれど、根本的な部分は同じ人間だということに気付かされる作品、と本作を評価する高橋。「36歳という年代が、実はとても複雑な年代なんだなあというのを、僕も映像を見た時に思いました。深く考えさせられる話です」と、自身も現在36歳であることを交えて、本作の魅力を伝えた。

『THIS IS US 36歳、これから』は、NHK総合にて10月1日(日)23:00より放送スタート。
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高橋一生
『THIS IS US 36歳、これから』
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