『TRUE DETECTIVE』シーズン3について分かっていること

第66回エミー賞で監督賞を含む5部門を獲得した大ヒットTVシリーズ『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』。2015年8月にシーズン2の放送が終了してからすでに2年が経過したが、ついにシーズン3の製作にゴーサインが出たようだ。米Indie wireがその新シーズンについて、現時点で分かっていることをまとめて報じている。

■概要
舞台はアーカンソー州に広がるオザーク高原。そこで起こった不気味な犯罪を、三つの時代に分けてミステリアスに描くこの物語は、やがてシーズン1の時間軸へと繋がっていく。雰囲気としては、シーズン1の舞台であったルイジアナというよりも、シーズン2のカリフォルニア州ロサンゼルス郊外のヴィンチ市を彷彿させる舞台設定になるようだ。

■キャスト
主演を務めるのは『ムーンライト』で知られるオスカー俳優のマハーシャラ・アリ(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)。彼は、高原で起こった犯罪を捜査するアーカンソー州の刑事ウェイン・ヘインズを演じる。その他のキャストは未定。

■監督
シーズン1は、キャリー・フクナガ(『ジェーン・エア』)が全話を監督し、シーズン2では6人の監督が全8話のメガホンを取った。シーズン3では、本作のクリエイターであるニック・ピゾラット(『THE KILLING 〜闇に眠る美少女』)とジェレミー・ソルニエ(『グリーンルーム』)が、監督を務める。

■脚本
監督を務めるピゾラットが、シーズン3全話の脚本を執筆していることが判明。以前までは、脚本家のデヴィッド・ミルチ(『NYPD BLUE ~ニューヨーク市警15分署』)が彼と共に製作に関わっていると報道されていたが、彼はプロデューサーとして名前を連ねてはおらず、ある一つのエピソードに関わっているだけのようだ。

ピゾラットは監督と脚本という重役を担うにあたり、「主演のマハーシャラや、監督のソルニエのような素晴らしい才能の持ち主と共に作品を作り上げられることを光栄に思います。私の脚本が、二人の才能を活かしきれるといいのですが」と、謙虚にコメントしている。

放送局である米HBOの番組編成局長ケイシー・ブロイズは、「脚本を読みましたが、非常に素晴らしく、大変ワクワクしています。ネタバレはできませんが、とにかく最高の作品です」と、シーズン3が今までを凌駕する作品であることを述べた。詳しい放送日やクランクインの日程はまだ明らかになっていない。(海外ドラマNAVI)

Photo:『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』シーズン1より
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