『ドクター・フー』の学園スピンオフ、シーズン1をもって放送終了

英国の人気番組『ドクター・フー』のスピンオフとして作られた学園SFドラマ『Class(原題)』が、シーズン1をもって放送終了となることが決まった。英Radio Timesが報じた。

『Class』は、『ドクター・フー』に登場したコール・ヒル学校に通う4人の生徒が、ティーンエイジャーとして様々な問題を抱えながら、地球を破壊しにやってきたエイリアンのモンスターを相手に戦う物語。ショーランナーを担当したのは、ヤングアダルト向け小説『怪物はささやく』や『心のナイフ』を執筆したパトリック・ネス。第1話には、本家ドラマでドクターを演じているピーター・キャパルディがゲスト出演して話題になった。

昨年10月からBBCのオンラインサービスBBC3で配信され、深夜帯での放送も行われた本作だが、Radio Timesによれば評価はとりたてて高くなかったとのこと。今年6月の時点でネスは、シーズン2の制作が決まっても自分は脚本を執筆しないとTwitterで公言し、打ち切りが噂されていたところだった。

BBCのオンラインサービスBBC3の番組編成責任者デミアン・キャヴァノーは、「番組に問題はありませんでした。パトリックは素晴らしい仕事をし、驚くべき世界を探求したと思います。でも正直に言うと、BBC3の土壌に定着しなかったのです。番組の中にはそういうものがあって、ドラマの視点から私が決定を下さなければなりません。『Class』の場合、後に配信した(青春ミステリードラマの)『Clique(原題)』が大変うまくいったのです」と述べている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ドクター・フー』
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