『ナイトライダー』『ベイウォッチ』の主演で世界的に知られるデヴィッド・ハッセルホフ。"世界で最も見られたTVスター"としてギネス入りしたこともある彼は、実はリチャード・ドナーが監督した『スーパーマン』(1978年)の主役候補の一人だったという。
この発言が飛び出したのは、米A.V. Clubが行ったインタビューでのこと。「仕事上の忠告で最悪だったのは?」という質問に対してデヴィッドは、「ずっと昔、僕は『スーパーマン』の主役候補だった」と衝撃の事実を明かした後、「でも、当時のマネージャーに"君がやるべきじゃない。生涯ずっとそのイメージがついてまわる"と言われたんだ。でもご存知の通り、役を射止めたクリストファー・リーヴは、その後もたくさんの、色々な種類の映画に出ただろ。あのマネージャーの忠告は最悪だったよ」と続けた。
さらに、「よく周りに"あなたは本当にいい人ですね。『ナイトライダー』や『ベイウォッチ』の役のイメージを、喜んで認めているんですから。大半の役者はそういうことを気にするのに"と言われるんだけど、なぜそんなことで動揺するのか分からないな」と一蹴。
「アーノルド・シュワルツェネッガーを見てごらん。(カリフォルニア知事を退任した後)『ターミネーター』シリーズに戻ってきたじゃないか。ヒット作が1回でもあればラッキーだ。ものすごくラッキーなんだ。僕なんか5、6回もヒットを出した。だから、さっきの忠告を思い出すと今でも笑ってしまう。本当にあと少しでスーパーマン役に選ばれるところだったのに、辞退してしまったんだから」と話し、役のイメージがつくことを気にしていないことを強調した。
そんなデヴィッドは、最近は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』にカメオ出演した後、今年11月にはファン・イベントとして企画された地中海クルーズに参加予定。CMやコメディ作品などへ出演を重ね、デヴィッドは今なお多くのファンに愛され続けている。(海外ドラマNAVI)
Photo:デヴィッド・ハッセルホフ
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