世界中で大ヒットしている大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。本作に寄せられる関心のあまりの高さから、放送局の米HBOは大規模な違法ダウンロードやハッキングなどの被害に遭っている。そんな中、情報漏えい対策のため、最終章（第八章）では複数の結末が撮影されることを、米ペンシルバニア州ベツレヘムの地方紙サイトThe Morning Callが報じた。
同局の番組編成局長ケイシー・ブロイズは、同市のモラヴィアン・カレッジで行われた催しで、「『ゲーム・オブ・スローンズ』の結末は、何が起きるのか誰にも分からないように、複数のバージョンが撮影されます」と述べた。
さらにブロイズは、「長期間にわたる番組ではこうしなければなりません。撮影をすると人に知られます。だから、放送まで決定的な答えが明かされないよう、複数のバージョンを撮影するのです」と続けている。というわけで、本作の出演者でさえ、誰が生き残るのか最終話を見るまでは分からない措置が採られるようだ。
米ドラマにおける複数の結末の撮影は、過去にも『ブレイキング・バッド』（米AMC）や『ザ・ソプラノズ／哀愁のマフィア』（HBO）などの例がある。
なお、『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章（全6話）は、撮影が今年10月にスタートし、2018年8月まで続く可能性があるため、放送は2019年にずれ込むかもしれないと言われている。放送時期に関する公式な発表はまだ行われていない。（海外ドラマNAVI）
Photo：『ゲーム・オブ・スローンズ』
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