1960年代の広告業界を舞台にした『MAD MEN マッドメン』で主人公ドン・ドレイパーを演じてエミー賞主演男優賞を受賞したジョン・ハムが、英BBCとAmazonの共同製作の新作に出演することが明らかになった。米TV Lineなどが報じている。
ジョンが出演するのは、イギリス出身のファンタジー作家ニール・ゲイマンとテリー・プラチェット著の小説「グッド・オーメンズ」をドラマ化したもの。 本作の舞台は、人類が最後の審判に備える2018年の世界。この世の終わりを望まない天使アジラフェールと悪魔のクロウリーが、終末をもたらす反キリストの少年を見つけようと奮闘する姿を描く。6話構成の同作は、Amazonプライム・ビデオでの配信とBBCでの放送が予定されている。
天使アジラフェール役はマイケル・シーン(『マスターズ・オブ・セックス』)、悪魔クロウリー役はデヴィッド・テナント(『ドクター・フー』10代目ドクター)、古代の魔女アグネス・ナッターの子孫、アナセマにはアドリア・アルホナ(『エメラルドシティ』)がキャスティングされている。同作でジョンは、神の一番の使いである大天使ガブリエルを演じるという。
プロデューサーでもあるゲイマンは、「ガブリエルは背が高く、ハンサムでカリスマ性があり、スタイリッシュだ。演じることなくガブリエルを地でいけるようなジョンが出演を決めてくれただけでなく、彼自身が原作のファンであり素晴らしい役者であることを幸運に思っている」と、ジョンが3大天使である偉大なガブリエルにぴったりであると述べた。
その他の出演者には、ニーナ・ソサーニャ(『女刑事マーチェラ』)、ネッド・デネヒー(『ピーキー・ブラインダーズ』)、アリヨン・バカレ(『ライフ』)などが予定されている。また、『ベター・コール・ソウル』のチャック・マッギル役で知られるマイケル・マッキーンも魔女狩り軍の軍曹役で出演する。『Good Omens(原題)』は2019年に米Amazonで配信予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:ジョン・ハム
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