アンドリュー・リンカーン、リックなしで『ウォーキング・デッド』継続は可能

10月23日(月)から新シーズンが幕開けとなる『ウォーキング・デッド』。シーズン8に突入する本作は、新シーズンの第1話でシリーズ通算100話目を迎えるが、その勢いは衰えることを知らない様子。製作者もできるだけ長く続けていきたいと明かしている本作では、今後どのような展開が予想されるのだろうか。

米Uproxxによれば、これまで人気シリーズを牽引してきた主人公リック役のアンドリュー・リンカーンは、米Entertainment Weekly(以下EW)のインタビューで、リックがいなくてもシリーズは続けられるという意見を述べたそう。「方法はいくらでもあるんだ。シリーズが終わりについては言及しないが、変わる機会があることは確信しているよ」

アンドリューはリックがこの物語の主人公だと見ておらず、彼の焦点は新しい世界で生まれ育ち、美しいこと、恐ろしいことの両方を経験してきたリックの息子カール(チャンドラー・リッグス)にあるという。「確かにカメラはリックの物語を映そうとしているが、それは変わるんだ。映すべき景色や環境を見つけたら、みんなだってそっちにいくだろう?」

また、クリエイターのロバート・カークマンは、リック・グライムズというキャラクターがこの物語を動かしているわけではないとコメント。「アンディはこのドラマのリーダーで、彼の献身性は絶対的な刺激にもなっている。誰もが彼を見上げていて、彼はこのドラマにとって大きな存在なんだ。でも、僕たちにはとても力強いアンサンブルがあって、ドラマを引っ張っていけるキャラクターがたくさんいるんだ。『ウォーキング・デッド』はある世界と、そこで暮らす人々を描いた話だからね」

また、アンドリュー自身にとっても『ウォーキング・デッド』を卒業することはプラスになるという見方もあるという。本作で世界中にその存在を知らしめた彼には良い条件で新たなオファーが届くことは間違いなく、彼の俳優としての成功に期待する人たちも多くいるだろう。(海外ドラマNAVI)

Photo:アンドリュー・リンカーン
(C)AVTA/FAMOUS