世界中で大ヒットしているファンタジー大河『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャラクターの一人、ジョン・スノウを演じているキット・ハリントン。本作で俳優としてブレイクしたキットだが、「歴史ドラマはもう十分」と思っているのだそう。英Digital Spyがその真意を伝えた。
最近のインタビューで、乗馬を卒業し別の時代の作品をやりたいと語ったキットは、「この役のためにまともに髪を切ることもできない! 自分がなぜ寒くて泥だけの場所で馬に乗っているのか、分からなくなる時があるよ。過去の自分がやりたかったことだと思おうとしているけど」と、心境を吐露。続けて、「でも、もう十分やったし、今度は銃を使ってみたい! 少しずつ現代的な作品に寄っていきたいな」と、今後の目標を明かした。
願望とは裏腹に、キットは英BBCが製作する歴史ドラマ『Gunpowder(原題)』に出演することが決まっている。こちらは、1605年に当時の英国王ジェームズ1世らを狙った火薬陰謀事件の実行犯として知られているガイ・フォークスの人生を描く史実ドラマで、全3話のミニシリーズだ。
実は、キットはこの火薬陰謀事件の首謀者であったロバート・ケイツビーの子孫。子供の頃からこの話をずっと聞かされて育ってきたそうで、まさに完璧なキャスティングだと言えるだろう。
歴史ドラマには飽きたというキットだが、つながりの深い新作については、「民間伝承のような話で、ドラマ化されていなかったことがむしろ奇妙な感じだよ。だからこそ、すごく熟された企画だと思えるんだ」と、作品への思い入れの強さを語っている。(海外ドラマNAVI)
Photo:キット・ハリントン
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