2015年に米Amazonにて配信されるも、残念ながらわずか1シーズンで打ち切りとなってしまった『グッド・ガールズ！ ～NY女子のキャリア革命～』が、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン（以下ソニーTV）にて復活することが分かった。米Hollywood Reporterが報じている。
本作は1960年代のニューヨークを舞台に、雑誌社のリサーチ部門の若い女性たちが、オフィスでの女性の平等を求めながら働く姿を描いたガールズドラマ。彼女たちの革新的な要求は急激な変化の先駆けとなり、当時の結婚や仕事、性生活や恋愛、友情のあり方を覆していくストーリー展開が、視聴者の人気を集めていた。
ソニーTVはまだ企画の準備段階で、放送局は未定。シーズン1の配信開始から数週間後に終了を決めたAmazonも、この2年間で動画配信サービスを大きく飛躍させており、本作の復活に関心を寄せているという。
復活版の話を立ち上げたのは、ショーランナーであるデイナ・カルボ。当時、打ち切りを決めたAmazonスタジオ元代表のロイ・プライスは同作を見たことがなく、当然ながら作品のファンでもなかったことを関係者は気にしていたという。プライスは10月にセクハラ疑惑で告発され辞任したばかりで、現在新たな代表者を探している段階だ。
プライスの辞任に伴い、カルボやアンナ・キャンプ、ジュヌヴィエーヴ・エンジェルソンをはじめとするキャスト陣はSNSを活用して本作の復活を後押しするキャンペーン活動を開始。米Deadlineによれば、打ち切りが決まったのはだいぶ前のことであるため、現在はキャスト全員が本作に対する契約を持っていない状態だが、復活が決まった際にはオリジナルキャストが復帰することは決定的だという。
関係者の話によれば、打ち切り決定直後にもソニーTVは本作を買収しようとしていたようで、米ABCやFreeform、USA Network、Bravo、Hulu、Netflix、Lifetimeなどで続編製作の可能性もあったという。残念ながら、この話は頓挫していたが、今度こそ企画が順調に進むことに期待したい。（海外ドラマNAVI）
Photo：ジュヌヴィエーヴ・エンジェルソン
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