『トランスペアレント』セクハラ疑惑のジェフリー・タンバーが降板へ

ハリウッドの重鎮にして大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインの性的スキャンダルに始まり、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』の主演ケヴィン・スペイシーのセクハラ疑惑・降板劇など、セクハラ問題が相次ぐハリウッド。そんななか、米Amazon『トランスペアレント』に主演するジェフリー・タンバーもセクハラ疑惑を受けて降板することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

本作は長年トランスジェンダーであることを隠し、3人の子どもの父親として生きてきたモートン(後にモーラ)・フェファーマンがカミングアウトをしたことをきっかけに、家族が直面する問題を描いた作品。

トランスジェンダーのヴァン・バーンズという元アシスタントと、シリーズにシア役でゲスト出演しているトランスジェンダー女優のトレイス・リセットが、「ジェフリーから性的に不適切なことを何度も言われて、セクハラを受けた」と告白したことで、彼のセクハラ疑惑が浮上。

この件を受け、Amazonが事実を明らかにするために調査に乗り出していたところへ、ジェフリーが降板を発表。「もし、私の行動が性的に攻撃的だと誰かが誤解したのであれば、心から謝罪したい。私は短気でカっとなりやすく、気を遣わずに厳しい意見をぶつけることもあり、一緒に働きやすい人間ではないと分かっています。ですが、一度たりとも人を食い物にしたことはありません」と述べ、セクハラ疑惑については完全に否定している。

本シリーズはシーズン5への更新が決定しており、フェファーマン一家を演じるメインキャストのギャビー・ホフマン(アリ役)とジェイ・デュプラス(ジョシュア役)、ジュディス・ライト(シェリー役)とエイミー・ランデッカー(サラ役)は新シーズンへのカムバックが予定されている。(海外ドラマNAVI)

Photo:『トランスペアレント』