『ギャラクシー・クエスト』ドラマ版はオリジナルキャストと新キャストがミックス?

ティム・アレン、シガーニー・ウィーバー、アラン・リックマンほかが出演した1999年のSFコメディ映画『ギャラクシー・クエスト』。2016年1月のアランの逝去により一度は立ち消えになりかけたドラマシリーズ化の企画が、今年の8月にAmazonで再始動したのは、すでにお伝えした通り。その脚本を手掛けるコメディ俳優/脚本家のポール・シェアー(『ウェット・ホット・アメリカン・サマー:キャンプ1日目』)が、企画の一端を明かした。

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映画情報サイト、Slash Filmが行ったインタビューの中でシェアーが話したところによると、現在は、脚本の初稿を書き上げてAmazonに渡した段階とのこと。本企画に取り掛かるにあたり、「ファンが求めるものを全て提供するとともに、映画を見たことのない人たちにも、『ギャラクシー・クエスト』の世界の楽しさを教えてあげること」と、「映画のオリジナルキャラクターの物語を継続して、その成り行きを描くこと」を重視したと述べた。

そのために、本企画では(新旧)二つのキャストをミックスするという。「(それぞれのキャストが織り成す)別々の冒険が一つに交わるという構成にして、最初のシーズンは一話完結式ではなく連続ものにしたいと思っている」と述べ、いわゆるリブートのためのリブートにはしないと続けた。

さらに、映画が公開された1999年当時と、今日のポップカルチャーの違いも反映するとのこと。「『スター・トレック』オリジナルシリーズ当時と、J・J・エイブラムスの手でリブートされた映画シリーズの出演者たちの違いを捉えたい。そこが僕にとっての取っ掛かりとなった点だ。SFのヒーローは今やロックスターみたいなものだからね。(マーベル映画の)『マイティ・ソー』だって、1999年にあの映画が公開されていたら、今日のようには受け入れられなかっただろう。そうした環境の変化を描くだけでも、ストーリーが少しは新鮮に感じられると思うんだ」とシェアーは述べている。

以上の発言をまとめると、本企画は映画公開時から時間が経っていることを踏まえ、劇中劇の『ギャラクシー・クエスト』がリブートされたという設定で、新旧キャストが共に冒険するストーリーになっている模様。まだまだこれからも変更が加えられる可能性がある企画だが、ドラマシリーズの方向性を占う上で見逃せない情報といえそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ギャラクシー・クエスト』
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