『ゲーム・オブ・スローンズ』の悪役が善人に!『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』

第二次世界大戦中のポーランドで、動物園の園長夫妻がユダヤ人を動物園にかくまい、300人もの命を救った姿を描く、知られざる感動の実話を映画化した『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』。12月15日(金)に封切られる同作より、大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で知られるマイケル・マケルハットンの場面写真が届いた。

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『ゲーム・オブ・スローンズ』ではロブ・スタークたちを裏切るルース・ボルトンを演じていたマイケルだが、本作では、動物園の園長夫妻、アントニーナとヤンの親友であり、彼らが経営する動物園の飼育員イジェクに扮している。爆撃の被害も受けた動物園の存続が危うくなる中でも夫婦を支え、動物たちの面倒を見るという、ルース・ボルトンとは全く異なる、誠実なキャラクターだ。

マイケルはこの役柄について、「彼は誠実でストイック、そして静かなる英雄になるんだよ。ワルシャワ動物園は彼の家同然で、ほかに生活の場があるわけじゃない。彼は信念を守り、厳しい状態にある人々に対して夫婦が行うことを助けるんだ」と解説。また、近年数々のナチスを題材にした映画がつくられる中で、本作の特徴を以下のように説明している。「この物語の特徴的な部分は、動物が担っている。世界中の動物園がああいった惨事を経験していた。彼らも戦争の悲劇を免れなかったんだ」

本作の原作は、ダイアン・アッカーマンのノンフィクション「ユダヤ人を救った動物園 ヤンとアントニーナの物語」(亜紀書房刊)。オスカー・シンドラー、杉原千畝と同じように、ナチス統治下の悲惨な状況の中、危険を冒してでもユダヤ人の命を救った夫婦を描いている。マイケル以外のキャストは、ジェシカ・チャステイン(『ゼロ・ダーク・サーティ』)、ヨハン・ヘルデンベルグ(『オーバー・ザ・ブルースカイ』)、ダニエル・ブリュール(『イングロリアス・バスターズ』)、イド・ゴールドバーグ(『ピーキー・ブラインダーズ』)、ゴラン・コスティッチ(『最愛の大地』)など。監督は、『クジラの島の少女』『スタンドアップ』のニキ・カーロ。

1939年、ポーランド・ワルシャワ。ヤンとアントニーナの夫婦は、ヨーロッパ最大の規模を誇るワルシャワ動物園を営んでいた。妻の日課は毎朝、園内を自転車で巡って動物たちに声をかけること。時には動物のお産を手伝うほど、献身的な愛を注いでいた。しかしその年の秋にドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発。動物園の存続も危うくなる中、夫から「この動物園を隠れ家にする」と提案されたアントニーナは、すぐさまそれを受け入れた。ヤンがゲットー(ユダヤ人の強制居住区域)に忍び込みユダヤ人を次々と救出しては動物園の檻に忍び込ませ、アントニーナは得意のピアノや温かい食事で、彼らの傷ついた心を癒していく。時にそのピアノの音色は、「隠れて」「逃げて」といった合図になることもあった。この"救出活動"がドイツ兵に見つかれば、自分たちだけでなく我が子の命すら狙われてしまうという危険を冒しながら、彼らはいかにして300もの命を救ったのか――。

『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』は12月15日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほかにてロードショー。(海外ドラマNAVI)

Photo:マイケル・マケルハットン(『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』)
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