英作家ニール・ゲイマンの小説をドラマ化して、高い評価を得ているシリーズ『アメリカン・ゴッズ』。本作のショーランナーが降板することが決定し、シーズン2の行方が心配されていることが分かった。米TV Lineが報じている。
本作は、北欧神話やインド神話などに登場する古き神々と、現代文明から生まれた新しい神々との戦いをめぐる物語。新しい神に対抗するために、謎の男ウェンズデイが、刑期を終えたばかりの男シャドウをボディーガードに、アメリカ中に存在する古い神々を集めようとロードトリップに出るが...というストーリー。
シーズン1でクリエイターを務めていたのは、『ハンニバル』の製作者ブライアン・フラーと、『ブレードランナー 2049 』、『LOGAN/ローガン』などで知られる脚本家マイケル・グリーン。
本作はシーズン2への更新が決定していたが製作が進んでいないのは、フラーとグリーンが製作会社Freemantleと、新シーズンの方向性とエピソード数で意見がぶつかり合ったことが原因だと噂されている。二人が去った後に、誰がショーランナーを務めるのか注目が集まるなか、原作者のゲイマンが任命されるのではないかとも見られていた。
しかしゲイマンは、「違う。それは事実ではない。私は来年まで、イギリスで『Good Omens(原題)』でショーランナーを務めるし、もうドラマ製作からは引退して小説の執筆に戻るつもりだ」とツイートし、噂を完全に否定している。フラーとグリーンの降板について、本作の放送局の米Starzからコメントは発表されていない。
シーズン2の脚本はほとんど書き上がっているとのことだが、新ショーランナーが決まらないことには撮影を開始できないため、シーズン2の放送が大幅に遅れる可能性がありそうだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『アメリカン・ゴッズ』
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