"大英帝国の母"と呼ばれた女王の波乱の人生を綴る超大型歴史ドラマ『女王ヴィクトリア 愛に生きる』。本作のシーズン3への更新が決定した。米Hollywood Reporterが報じた。
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英ITVが贈る本作の主人公は、大英帝国が栄華を極めた時代、63年にわたって君臨したヴィクトリア女王。あの名探偵シャーロック・ホームズもヴィクトリア女王に敬意を表して自室の壁に彼女の頭文字「V」を銃弾で刻んだという描写が原作小説の中に出てくるが、『女王ヴィクトリア 愛に生きる』はそんな国民に広く愛された女王の人生を壮大なスケールで描く。また、ヴィクトリアの人生を語るとともに、王室を舞台に繰り広げられる愛憎劇、側近や閣僚との確執や侍従のスキャンダル、ヨーロッパ王室間の政略結婚などにもスポットを当てている。
最初の2シーズンでは、ヴィクトリア(ジェナ・コールマン)が18歳で女王の座に就き、アルバート(トム・ヒューズ)と結婚する過程が描かれた。シーズン3の撮影は2018年内に始まる予定で、引き続き19世紀中頃のヨーロッパ全体の政治的混乱の時代を探求する。
クリエイターのデイジー・グッドウィンは声明の中でシーズン3について「1848年から始まります。これはヨーロッパ大陸の革命と君主国周辺の不安定さを伴って、王室とヨーロッパ両方にとって非常に劇的で多事なる時代です。視聴者の皆さんはこれまで以上のドラマチックな展開に期待してください」と、説明している。
また製作総指揮のダミアン・ティマーは、「ジェナとトムはヴィクトリアとアルバートとして輝きを放っています。私たちの国の歴史の激動の時代を描く第3シリーズに彼女たちが戻ってきてくれることは大変嬉しいことです」と、主演の二人に称賛を送っている。(海外ドラマNAVI)
Photo:『女王ヴィクトリア 愛に生きる』
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