ハリウッドのセクハラ問題を受け、あの授賞式のプレゼンターが全員女性に!

大物プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインをはじめ、プロデューサーや俳優のセクハラ、性的暴行疑惑が相次いで取り沙汰されているハリウッド。そんな現状を受け、来年1月に開催される第24回全米映画俳優組合賞(SAG賞)のプレゼンターが、全員女性で占められることが分かった。米Hollywood Reporterが報じている。

これまでSAG賞のプレゼンターは、各部門を発表する際に男性と女性のペアが登場するのが習わしで、女性のみで占められるのは史上初のこと。誰がプレゼンターを務めるのかは現時点では不明だが、すでに司会は女優のクリステン・ベル(『グッド・プレイス』)に決定しているため、授賞式は全て女性によって進められることになる。

この決定について、同授賞式の製作総指揮を務めるキャシー・コーネルは、「1月のウーマンズ・マーチに始まり、今年は"女性の年"でした。勇敢に声を挙げた女性に対して敬意を示したかったのです」と述べている。

本年度の授賞式では、未来を舞台に女性の権利をテーマにした『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』、25歳で英国女王に即位したエリザベス2世の人生を描く『ザ・クラウン』といった、強い女性を描いた作品がドラマ部門アンサンブル賞(作品賞に相当)にノミネート。そしてドラマ部門女優賞には、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』のエリザベス・モスと『ザ・クラウン』のクレア・フォイ、ミニシリーズ/TV映画部門女優賞には、『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』で家庭内暴力に苦しむ主婦を演じたニコール・キッドマンが名を連ねている。

プレゼンターが全員女性となる第24回全米映画俳優組合賞は、2018年1月21日(日)にロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムにて開催となる。(海外ドラマNAVI)

Photo:同授賞式で司会を務めるクリステン・ベル。プレゼンターとして同じく壇上に上がる女性たちは誰になるのだろうか?
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