『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』『高い城の男』といったオリジナルシリーズを生み出してきたAmazonが、新たに進めていたグレン・クローズ(『ダメージ』)主演作をはじめとするコメディ3作品のシリーズ化を見送ったことが分かった。米Deadlineが報じている。
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シリーズ化を見送られた3本のうち、グレンが主演する『Sea Oak(原題)』は、ゾンビドラマとファミリー・リベンジ・コメディが融合した30分枠の作品。残り2本は、『SEX AND THE CITY』のクリエイター、マイケル・パトリック・キングが手掛ける恋愛コメディの『Love You More(原題)』と、ディアラ・オニ・キルパトリック(『サウスランド』)が主演・クリエイターを務める『The Climb(原題)』。
それぞれの作品の第1話はAmazonにて11月10日より配信されたものの、評価が低かったためシリーズ化には至らなかったとのこと。3作品のプレミア配信が行われたのは、Amazonの映画TV部門でトップを務めていたロイ・プライスとコメディ・ドラマ部門の責任者ジョー・ルイスが、セクハラ疑惑で解雇された数週間後のこと。その件がパイロットの評価に影響しているのかは不明だが、同じくAmazonのコメディ作品であるケビン・ベーコン主演の『アイ・ラブ・ディック』と『ワン・ミシシッピ ~ママの生きた道、ワタシの生きる道~』の新シーズンへの更新も決まっていない状態だ。
そんなAmazonは、先日お伝えした通り、映画シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』のドラマ化の権利を獲得。製作に向けて動き出している。(海外ドラマNAVI)
Photo:グレン・クローズ
(C)NYKC/FAMOUS