『インターステラー』に並ぶ衝撃作?! マシュー・マコノヒーが『ダークタワー』への出演を決めた理由

『スタンド・バイ・ミー』、『IT/イット "それ"が見えたら、終わり。』など自身の小説が次々と実写化される作家スティーヴン・キング。そんな彼の作家人生の集大成ともいえる「ダークタワー」シリーズ待望の映画化『ダークタワー』が1月27日(土)に公開。本作で主人公に立ちはだかるのが、マシュー・マコノヒー演じる宿敵"黒衣の男"だ。マシューは今まで経験できなかった人間離れした役に魅力を感じ、本作への出演を決めたと明かした。

これまでのマシューは、実話が元となった『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたり、同じく実話の映画化である『ゴールド/金塊の行方』では20キロ以上の増量を行い、実際にそり上げた禿げ頭にメタボ体系というだらしない姿も見せていた。そんな幾多の難役をこなしてきたが、「僕がこれまでに出演してきた作品は歴史に即したものが多かった。だから本作の"黒衣の男"のような役はやったことが無かった」と、今回の役柄は初めての挑戦であり、それこそが出演の理由になったという。「非現実的な世界を楽しみたいと思って、出演することを決めたんだ。今まで"この世のものとは思えなかった"と思う作品は『インターステラー』なんだけど、この作品はそれとも違うジャンルの驚きがあったからね」と、大ヒットSF映画に並ぶ衝撃的なキャラクターだったとも明かしている。

さらに、本作がキング作品の原点であり、シリーズ初実写化であることから、"一からキャラクターを作り上げられる"ことにも魅力を感じたと、ストイックな役作りで知られる"カメレオン俳優"ならではの出演の決め手も明かしてくれた。「シリーズ作品にたくさん出演してきたけど、実は2・3作目だったりして、"成功しているシリーズ続編におけるキャラクターを提供されているだけ"と感じていた。だからこそ、『ダークタワー』を待ち望んでいたんだよ。作品の初期段階に関われること、キャラクター造形を考える作者にもなれることがすごく嬉しかったんだ」と語っている。「"黒衣の男"を"ただの悪役"としては捉えなかった。彼が自身を"悟りを開いた聖職者"だと考えているものとして役作りを行ったよ」と、典型的な悪役でありながら、"自身を邪悪だとは思っていない"キャラクターとして演じたと話している。

『ダークタワー』は1月27日(土)全国公開。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ダークタワー』