1988年に公開された学園サスペンス映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』をベースに新たに製作されるブラックコメディドラマ『Heathers(原題)』。製作決定から2年経ち、今年3月から遂にドラマ版が幕をあけるが、シリーズスタートに向けて製作者がコメントを発表。米FOX NEWSが伝えた。
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オリジナル映画は主人公ベロニカ(ウィノナ・ライダー)とボーイフレンドのJD(クリスチャン・スレイター)を中心に、高校内でのいじめや暴力を描く青春ブラックコメディだったが、ドラマ版では舞台を現代に変更。基本設定を残したまま、シリーズごとに登場人物が異なるアンソロジー形式になる。ヒロインと、人気はあるものの意地悪な女子グループ"ヘザース"の関係を描く。
ドラマ版で主人公ベロニカを演じるのはグレイス・ヴィクトリア・コックス(『アンダー・ザ・ドーム』)、JDを演じるのはジェームズ・スカリー(『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』)。そして意地悪な女子グループ"ヘザース"のメンバーとして、リーダーのヘザー・チャンドラー役でメラニー・フィールド、レズビアンのヘザー・マクナマラ役でジャスミン・マシューズ、ジェンダー・クィアのヘザー・デューク(本名はヒース)役でブレンダン・スキャネルらが出演する。また、オリジナル版でヘザー・デュークを演じ、近年では乳がんと闘っていたことで知られるシャナン・ドハティ(『ビバリーヒルズ高校/青春白書』)のカメオ出演が決定しており、3話分に登場する。
製作総指揮のジェイソン・ミカレフ(『可愛い私の作り方 全米バター細工選手権』)は、ドラマ版ではオリジナルよりもさらに深く物語を追求しているとコメント。そして、いじめっ子で悪役的に扱われるヘザースについて、オリジナル版でも新シリーズでも、彼女たちは悪役ではなく被害者なのだと語り、その観点で描いていくという。「映画版はレーガン(大統領)時代が終わった移行期間に公開された。そして、今や僕たちは明らかに別の政治的移行期間に突入していると言えるだろう」
『Heathers』は米Paramount Networkにて3月7日より放送開始。(海外ドラマNAVI)
Photo:シャナン・ドハティ
©Phil Roach/FAMOUS