冒険小説「英雄コナン」シリーズをAmazonがドラマ化、『ゲーム・オブ・スローンズ』監督も参加

アーノルド・シュワルツェネッガー主演で映画化もされた冒険小説「英雄コナン」シリーズ(ロバート・E・ハワード作)をドラマ化する企画が、Amazonにおいて動いていることを米Deadlineが報じた。

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ヒロイック・ファンタジーの先駆けである「英雄コナン」は、1932年から発表されてきたシリーズで、日本では早川書房や東京創元社から翻訳版が刊行されている。アーノルド・シュワルツェネッガーの主演により『コナン・ザ・グレート』(1982年)、『キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART 2』(1984年)として映画化されたほか、2011年にはジェイソン・モモア(『ゲーム・オブ・スローンズ』)主演の映画『コナン・ザ・バーバリアン』も公開された。

『Conan(原題)』と題される今回のドラマ版は、民族の故郷から追放されたコナンが、謎と危険に満ちた世界をさまよい、見境のない野蛮人として拒絶されながらも、目的を探し求めるストーリーになるとのこと。

企画と脚本を手掛けるのは、映画『ヘラクレス』(2014年)の脚本を執筆したほか、米USAで放送中のジョシュ・ホロウェイ&サラ・ウェイン・キャリーズ主演ドラマ『Colony(原題)』のクリエイターの一人でもあるライアン・J・コンダル。また、『ゲーム・オブ・スローンズ』第六章第9話「落とし子の戦い」の監督としてエミー賞を受賞したミゲル・サポチニクが、パイロットの監督を務める。そして、コンダルとサポニチクに加え、エミー賞受賞作品の『FARGO/ファーゴ』や『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』で製作総指揮を担うウォーレン・リトルフィールドが、『Conan』の製作総指揮にクレジットされる。

コンダルとサポチニクは「英雄コナン」の長年のファンとのことで、ドラマ化にあたっては原作小説に立ち返り、コナンというキャラクターの真髄に忠実なシリーズを作ることを目指しているという。

なお、Amazonは現在、米HBOの大ヒット・ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の成功にならい、スケールの大きなファンタジードラマに力を注いでいるところ。昨年11月には、『ロード・オブ・ザ・リング』のドラマ制作が決まっている。(海外ドラマNAVI)

Photo:「落とし子の戦い」(『ゲーム・オブ・スローンズ』)
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