【海外ドラマ入門】漫画原作だけど女子も楽しめる要素満載!『SUPERGIRL/スーパーガール』

『SUPERGIRL/スーパーガール』は、漫画(アメリカン・コミックス)を原作としたアメリカの人気ドラマ。普通の会社員の女の子が実はスーパーヒロインという設定で、敵と戦うアクションシーンだけでなく、登場人物の可愛いらしさやファッションも注目なので、男女問わず楽しめる作品です。

◆れっきとしたスーパーヒーローの一員!

DCコミックスに登場するスーパーヒロインを主人公にした本作は、特別な力で敵と戦うカーラが、私生活では人間関係に悩んだり恋をしたりと、普通の女の子と変わらない姿を見せるところもポイント。2015年から米CBSでスタートしましたが、シーズン2の始まるタイミングで放送局がCWへ変更に。同じCWが放送するスーパーヒーロードラマ『THE FLASH/フラッシュ』『ARROW/アロー』『レジェンド・オブ・トゥモロー』と頻繁にクロスオーバーを行っているので、そちらでスーパーガールの活躍を観た人もいるでしょう。

◆『Glee』『グレアナ』『デス妻』のスターが集結

『SUPERGIRL』のメインキャストは海外ドラマでおなじみの人ばかり。主役のスーパーガールを演じるのは、『Glee/グリー』のマーリー役で知られるメリッサ・ブノワ。スーパーガールはクリプトンと呼ばれる惑星からやってきた宇宙人で、空を飛んだり目からビームを出すことができます。普段は正体を隠し、カーラ・ダンバースという名前で大手メディアに勤める地味なメガネっ娘という役どころ。カーラの上司であり部下に厳しいやり手のキャット・グラントに扮するのは、『アリーmyラブ』『ブラザーズ&シスターズ』に出演していたキャリスタ・フロックハートです。

宇宙人のカーラを地球で養子として引き取ったダンバース家の娘がアレックス・ダンバース。政府の秘密機関に勤めており、カーラの正体を知る数少ない人物の一人で彼女の良き理解者である役を演じるカイラー・リーのことを、『グレイズ・アナトミー』のレクシー・グレイとして覚えている人も多いでしょう。さらには、アレックスの上司ハンク・ヘンショウを『HOMELAND』のデビッド・ヘアウッド、新聞社のカメラマンであるジミー・オルセンを『デスパレートな妻たち』のメカッド・ブルックス、カーラの同僚ウィン・ショットを『SMASH』のジェレミー・ジョーダンがそれぞれ演じています。

◆家族を、地球を守るために立ち上がる!

本編は、クリプトン星が消滅寸前となったため、赤ん坊のカル・エルが地球へ送られるところから始まります。その際、カルのいとこである13歳のカーラ・エルも世話役として地球に向かうことになりますが、彼女の宇宙船は「ファントム・ゾーン」と呼ばれる、時の止まった空間に迷い込んでしまいます。長い時間をそこで過ごしたのち、なんとか地球へたどり着いたカーラが見たのは、すっかり成長してスーパーマンとして活躍するカルの姿でした。もう自分は必要ないと判断したカーラは、ダンバースという一家の養子となり、クリプトン人としての力を隠して地球人として暮らすことに。大手メディアのCEOのもとで働くカーラはある日、義姉アレックスの乗った飛行機が墜落しそうと知って、封印していた力を解き放って飛行機を川に不時着させて乗客たちの命を救いますが、それによってスーパーガールという謎の女性として注目を集めるようになってしまいます。

それを機に、カーラはアレックスが政府の秘密機関である特異生物対策局の捜査官であることや、彼女の乗った飛行機が宇宙人の犯罪者によって墜落させられようとしたことを知ります。そして、その犯罪者が地球に来た原因が自分にあることまで分かり、地球を守るために戦うことを決意するのです。

◆スーパーマンや、もう一人のスーパーガールも登場

スーパーマン(カル・エル)のいとこであるスーパーガールを主人公にした『SUPERGIRL』には、そのスーパーマンも登場! さらに、『新スーパーマン』でスーパーマンを演じたディーン・ケイン、映画版『スーパーガール』でスーパーガールを演じたへレン・スレイターの二人がカーラの義理の親に扮したりと、関連作品といろんな形でつながっている点も見逃せません。

そしてスーパーガール/カーラ役のメリッサは、可愛いらしい容姿や衣装だけでなく、演技力も高く評価されています。キュートな女の子が、仕事や恋、悪者退治に頑張るドラマを見たいという人にもおすすめの作品です。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUPERGIRL/スーパーガール』(C)2016 Warner Bros. Entertainment Inc.