スティーヴン・スピルバーグ監督が贈る、映画の枠を超えたエンターテイメント大作『レディ・プレイヤー1』が遂に4月20 日(金)に公開となるが、今ハリウッドでは、本作の監督であるスピルバーグに多大な影響を受けているであろうクリエイターたちが大活躍しているのだ。
スピルバーグに影響を受けているであろうクリエイターの筆頭はなんといってもJ・J・エイブラムスだろう。出会いはJ・Jが10代の頃までさかのぼる。スピルバーグの古いホームビデオの編集の仕事をJ・Jが受けたことがきっかけだ。その後は『エイリアス』、『FRINGE/フリンジ』、『LOST』といったTVドラマの制作を経て、トム・クルーズ主演の人気シリーズ『M:i:Ⅲ』の監督に大抜擢される。そして次々とヒット作を飛ばし、今やあの『スター・ウォーズ』の新しいエピソードの監督&プロデューサーを務めるにまで上り詰めた。80年代のアメリカの田舎町に住む少年たちが経験する不思議な体験を描いた『SUPER8/スーパーエイト』は、まさにスピルバーグが監督や制作に携わった『E.T.』や『グーニーズ』の雰囲気を再現している。
そしてもう1組はNetflixで今絶大な人気を誇る『ストレン ジャー・シングス 未知の世界』を生み出したマット・ダファーと、ロス・ダファーのダファー兄弟だ。本シリーズも『SUPER8』と同じような設定で、80年代のアメリカの田舎町を舞台にした少年たちのアドベンチャーだ。作品の随所に散りばめられた"スピルバーグテイスト"をダファー兄弟は認めている。彼ら曰く、スピルバーグの不思議な世界観を出す為に『E.T.』の要素を入れたり、更には『ジョーズ』や『未知との遭遇』などから普通の人々が非現実的な何かと関りを持ち、徐々にそれを信じていくようになる部分などを取り入れているとい う。
実は本作の原作者アーネスト・クラインもスピルバーグから大きな影響を受けていた。アーネストは「スピルバーグ映画で育たなければ、私は『レディ・プレイヤー1』を書けなかった。全く別の小説になっていたかも。彼の作品は私の人生の一部なのです。スピルバーグが僕の小説に興味を持っていると聞いた時、初めは信じませんでした。監督が映画化したらどうなるかな?と一生想像するだろうなとは思いましたよ(笑)」と語り、スピルバーグの存在がなければこの物語が生まれてこなかったことを明かしている。
『レディ・プレイヤー1』は4月20日(金)より公開。(海外ドラマNAVI)
Photo:『レディ・プレイヤー1』
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