感動のヒューマンドラマ『THIS IS US 36歳、これから』でケイトを演じるクリッシー・メッツが、人気オーディション番組『アメリカン・アイドル』(以下『アメアイ』)のオーディションに落ちていたことが明らかとなった。英Daily Mailが報じている。
『THIS IS US』の劇中でも素晴らしい歌声を披露していた彼女は、実際に現実でも歌手を目指していたとのことで、2007年に『アメアイ』のオーディションに参加。映画『ドリームガールズ』からのナンバー「Heavy Heavy」を歌った際、審査員から自分に関する興味深い裏話を披露するようプレッシャーを掛けられたのだという。
ところがクリッシーは、オーディション参加者の個人的な話で番組を盛り上げようとする審査員の意図を理解したものの、シンガーとして重んじられたかったため審査員の要望をかわしたと明かしている。それがオーディションに落ちた理由かどうかは定かではないが、彼女の真摯な性格がうかがえるエピソードではないだろうか。
その後シンガーとしては芽は出なかったが、『アメリカン・ホラー・ストーリー:怪奇劇場』のバーバラ役に抜擢され、『THIS IS US』でブレイクを果たした彼女は、第69回エミー賞ドラマ部門助演女優賞にノミネート。演技派としても認められるようになり、回顧録「This Is Me: Loving The Person You Are Today」も出版して、仕事の方は絶好調のようだ。
多才なケイトが出演する『THIS IS US』シーズン2は、米NBCにて放送が終了したばかりで、すでにシーズン3への更新が決定している。(海外ドラマNAVI)
Photo:クリッシー・メッツ
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