ニック・ピゾラットが書き下ろした渾身の脚本と、主演したマシュー・マコノヒー&ウディ・ハレルソンの演技が高い評価を得た『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』。シーズン2にあたる『TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス』の評価がふるわずに終わり、新シーズンに期待がかかるなか、シーズン3の監督が2話を撮影し終えた時点で交代していたことが分かった。米TV Lineが報じている。
シーズン3におけるエピソードの半分でメガホンを取り、クリエイターを務めるピゾラットと監督業の任を分かち合うはずだったジェレミー・ソルニエ(『グリーンルーム』)が、2話を撮影したところでシリーズを去ることに。放送局である米HBOの広報担当者は、スケジュールの都合がつかなくなったことを理由に、ソルニエ監督が降板したと発表。彼は、監督だけでなく製作総指揮も兼任することになっていた。
ソルニエの代打として任を引き継ぐこととなったのは、スパイドラマ『ジ・アメリカンズ』で製作総指揮を担い、人気シリーズ『ウォーキング・デッド』でエピソード監督を務めたこともあるダニエル・サックハイム。
シーズン3の軸となるのは、米中央部に広がるオザーク高原で起きた身も凍るような犯罪事件。3つの異なる時代が同時に進行する形で、年を追うごとに深まる事件の謎が描かれるようだ。主人公ウェイン・ヘイズ刑事を演じるのは、『ムーンライト』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたマハーシャラ・アリ。もう一人の主人公となるアメリア・リアドン教師役にカーメン・イジョゴ(『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』)、事件の影響を受けるローランド・ウェスト捜査員役にスティーヴン・ドーフ(『ブレイド』)がキャスティングされている。
果たしてシーズン3は、評価が低かったシーズン2の汚名を返上できるだろうか。日本では、『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』と『TRUE DETECTIVE/ロサンゼルス』をAmazon Prime Videoで配信中(海外ドラマNAVI)
Photo:『ウォーキング・デッド』シーズン4
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