『ウォーキング・デッド』降板が噂されるローレン・コーハン、口を開く

米AMCの大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』のマギー役で知られるローレン・コーハンが、米ABCの新作ドラマ『Whiskey Cavalier(原題)』のパイロット版で主演を務めることになり、マギー役とお別れすることになるのではと噂されていることは当サイトでもお伝えした通り。そんなローレンがシーズン9出演についてコメントしている。米Entertainment Weeklyが報じた。

ローレンは同メディアのインタビューの中で、「戻るつもりよ。マギーについて語るべきストーリーがまだまだたくさんあるから」と発言。また、シーズン9のマギーに関してファンがどんなことを期待できるのかと聞かれると、「私たちは先のことについて何も話してはいけないことになっているんだけど、いいことよ」と述べている。米Hollywood Reporterによれば、マギーは新シーズン前半(8話構成)のうち6話に出演する予定とのこと。

『ウォーキング・デッド』のシーズン8をもって契約が切れることになっていたローレンの元には、各放送局から新作ドラマのパイロット制作のため役のオファーが集中する今年初め、6作品ほどのオファーが舞い込んでいると伝えられていた。そして2月下旬に『Whiskey Cavalier』への出演が決定。この作品は、"ウィスキー騎士"というコードネームを持つFBI捜査官のウィル・チェイスが、"炎のような指導者"と呼ばれるCIA諜報員のフランキーことフランチェスカ・トロウブリッジと組み、恋と友情を育みながら世界を救っていく姿を描くアクション・ドラメディ。ローレンがフランキーを演じ、相手役のウィルに扮するのはスコット・フォーリー(『スキャンダル 託された秘密』)。

『ウォーキング・デッド』のシーズン9への更新は1月に決定していたが、ローレンと彼女のエージェントはAMCから提示されているオファーに納得できずに交渉を続けていた。本国アメリカにて4月15日に放送されたシーズン8最終話でマギーが退場する様は描かれていなかったため、シーズン9にも登場するものと見られてはいたが、ローレン本人からそれを後押しする発言が出たことでファンは胸をなでおろしているだろう。シーズン9の撮影は来週からスタートするため、ギリギリで滑り込んだ形だ。

今後の気になる点は、『Whiskey Cavalier』のシリーズ化が決まった場合、ローレンが2本のドラマを両立していけるかどうか。Hollywood Reporterは『ウォーキング・デッド』の撮影期間が、ほかのドラマだとお休みのことが多い春に行われることを指摘して両立することは可能だと論じているが、新作ドラマの方がそもそもシリーズ化されるのかも含めて、これからの動向も追っていきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ローレン・コーハン(『ウォーキング・デッド』)
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