スーパー!ドラマTVにて5月9日(水)より独占日本初放送となる全米大ヒットのダーク・サスペンスドラマ『GRIMM/グリム』のファイナル・シーズンより、キャストたちのコメントが届いたので4回に分けてお届けしよう。第2回に登場するのは、サイラス・ウェイア・ミッチェル(モンロー役)と、ブリー・ターナー(ロザリー・カルヴァート役)。
(以下は、同作のネタばれを含みますのでご注意ください)
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■サイラス・ウェイア・ミッチェル(モンロー役)
狼型ヴェッセン(魔物)、つまりグリム童話でいう"大きな悪い狼(ブルットバッド)"だったが改心し、魔物と闘うニックを様々な面でサポートするモンローを好演してきたサイラス。ニック役のデヴィッド・ジュントーリ、ハンク役のラッセル・ホーンズビーと並んで全エピソードに登場してきた彼は、本作の脚本家たちに多大な信頼を寄せている。「最高潮の盛り上がりや緊迫感といったものは、普通ならシーズンを通して保ち続けることなどできないんだ。でもこのドラマの脚本家たちなら、かなり危機的な状況をずっと描いていられるだろうね」と、その手腕に太鼓判。
また、メインキャラクターの多くがシーズン1からずっと出演し続けた秘訣はその仲の良さにあると、デヴィッドの意見に同調。「僕らはみんな最初から互いにウマが合った。幸運なことだよ」と述べている。
■ブリー・ターナー(ロザリー・カルヴァート役)
そんなモンローと親しくなり、種族の壁を乗り越えて結婚するのはキツネ型ヴェッセン"フクスバウ"のロザリー。演じたブリーは、二人の関係をこのように振り返る。「モンローとロザリーの関係はとても素敵だわ。二人はシーズン1で赤の他人として出会うんだけど、ロザリーが素晴らしい成長を遂げるの。最初はすごく不安定な状況だったのよ。彼女は薬剤師としての才能はあったけど、兄を亡くしたばかりで自分を信じ切れていなかった感じね。兄を頼れない中でグリムやブルットバッドと親しくなり、もともと新たな生き方を求めて奮闘するレジスタンスの家系に生まれたこともあって、グリムとヴェッセンとケアザイタ(人間)が協力し合う理想の世界で暮らすという考えに心惹かれるの。モンローも"改心"したヴェッセンよ。新たな生活を送りながら行動やライフスタイルを見つめ直し、ヴェッセンというものの定義を変えようとしているの。そして二人は一緒に少しずつ成長していくのよ」
また、本作の魅力はその多様性にあると分析。「これほど長く人気を保ち、熱心なファンを得られたのは、ジャンルにとらわれない作品だったからだと思う。最初はおとぎ話をモチーフにしたドラマというよくある切り口だったけど、今はその枠に収まっていないでしょ。もちろん伝承や童話がベースにあって魔物も登場するけど、専門的な知識を交えて人間関係も掘り下げてるから独自のトーンが生まれているはずよ。ドラマチックで面白おかしくて、ちょっとおバカでシリアスで恐ろしげで...現場では"グリムらしく"がモットーなの」
ブリーは続けて、うまく多様性を実現できた理由を解説してくれた。「ドラマではとにかく大勢の人間が関わるから、作品が一貫性を欠いてしまうこともある。その点で、本作がポートランドで撮影できたことは世界観を築く上でとても良かったわ。ネットワーク局もすごく協力的で、いろいろと注文はつけたけど私たちのやっていることを信用してくれたの。おかげで独創的な面白い試みを実現できたのよ。シーズンごとに進化してるし少しずつテイストも違っているけど、核となる部分は変わらないからファンがついてきてくれるんでしょうね」と、作品のもう一つの主役であるオレゴン州の大都市にも感謝しながら語っている。
次回は、レナードとウーのコメントをお届け! お楽しみに。
■『GRIMM/グリム』ファイナル・シーズン 放送情報
スーパー!ドラマTVにて5月9日(水)22:00より独占日本初放送
[二]毎週水曜 22:00~ ほか
[字]毎週水曜 24:00~ ほか
番組公式サイトはこちら
Photo:『GRIMM/グリム』ファイナル・シーズン
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