『24』には続けず...。キーファー・サザーランド主演『サバイバー:宿命の大統領』がシーズン2で終了!

『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー役で知られるキーファー・サザーランドが主演の政治サスペンスドラマ『サバイバー:宿命の大統領』が、5月16日(水)に米ABCでシーズンファイナルを迎えるシーズン2をもって終了することが決定した。

同ドラマは、キーファー演じるトム・カークマンというランクの低い閣僚が、ある爆弾事件が原因で予期せず米国大統領に就任することになり、米国政府に関する陰謀を暴いていくストーリー。『24』はキーファー主演のものが9シーズン作られた後、さらに新たな主人公を据えた作品も作られるほどの人気シリーズとなったが、同じ政治サスペンスながら『サバイバー』は永らえることはできず。

米Hollywood Reporterなどによると、キャンセルとなった理由は複数あるとのことだ。 まず、撮影そのものはカナダ・トロントで行われながらも、脚本家たちはロサンゼルスに暮らし、クリエイターはニューヨークに拠点を置いており、物流的に難しい状況であったこと。また、すでに4人もショーランナーが交代し、もしシーズン3が製作されていたら、5人目のショーランナーがドラマを手掛けることになっていたが、今後のストーリーの方向性が不明瞭だったこと。さらには、キーファー自身も製作総指揮者の一人として、同ドラマのクリエイティブな面に大きく関わり、脚本が完成する前に目を通していたが、彼も製作上の問題でフラストレーションが溜まっていたと関係者が語っている。そのキーファーとの契約により、シーズン3が実現すれば、撮影場所をトロントからロサンゼルスに移すことが決まっていたため、すでに高い製作費をかけている同ドラマのコストがさらにかさむことで、局側がシーズン継続に難色を示したことも一因と考えられている。

シーズン1は、全米での平均視聴者数が1210万人で、18~49歳の層では平均2.9レーティングだったが、シーズン2は、860万人、平均1.7レーティングに下降してしまった。 特に優れた批評もなく、視聴率的にも成功したとは言えなかったが、Netflixとのビデオ配信サービスの有利な契約と強固な海外セールスによって、ABCにとっては有益なドラマであったと見られている。

『サバイバー:宿命の大統領』のシーズン2は、米ABCにて5月16日(水)に終了予定。日本ではNetflixにてシーズン1全話とシーズン2の新着エピソードが順次配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『サバイバー:宿命の大統領』
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