『SHERLOCK』ベネディクト・カンバーバッチ、英国のEU離脱を描くTV映画に出演

人気ミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』やマーベル映画『ドクター・ストレンジ』などで活躍しているベネディクト・カンバーバッチ。イギリスを代表する俳優の彼が、ブレグジット(英国のEU離脱)を描く自国のTV映画に主演することが分かった。米Hollywood Reporterが報じている。

英チャンネル4が製作する『Brexit(仮題)』でベネディクトが演じるのは、2016年6月に行われたEU離脱の是非を問う国民投票で、離脱に賛成のキャンペーン「Vote Leave」を指揮したドミニク・カミングス。世界中で大きなニュースとなっていたことは記憶に新しい。

2時間枠となるこのTV映画のメガホンを取るのは、『SHERLOCK』の「ライヘンバッハ・ヒーロー」(シーズン2第3話)で監督を務めたトビー・ヘインズ。脚本を手掛けるジェームズ・グレアムは、「歴史に残る投票で何が起こっていたのかを捉えるチャンスを得られ、少しナーバスだけど、ワクワクしてるよ。キャンペーンの舞台裏を綴ることで、英国を永遠に変えてしまった8週間に起こった出来事とその結果にメスを入れられればと願っている。素晴らしいチームやチャンネル4とともに、このストーリーを皆さんにお届けできることを光栄に思うよ」と述べた。

ベネディクトといえば、『SHERLOCK』シーズン5製作に関するニュースはなかなか聞こえてこないが、米Showtimeでは彼の主演するミニシリーズ『Patrick Melrose(原題)』が5月12日(土)より放送中。また、アニメーション映画の声優としての活動も充実しており、10月19日(金)全米公開予定のワーナー・ブラザース版の『ジャングルブック』である『Mowgli(原題)』では悪役のトラを、12月に日本公開予定の『グリンチ』ではひねくれ者の主人公グリンチの声を担当するという、相変わらずの多忙ぶりを見せている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ベネディクト・カンバーバッチ
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