グラント・モリソンとダリック・ロバートソン著のグラフィック・ノベルを原作とする米Syfyのファンタジー・ブラックコメディ『Happy!』。シーズン2への更新が決まった本作で、殺し屋ニック・サックスとして主演を務めるクリストファー・メローニが、出演を決めた理由について米Goldderbyのインタビューで語っている。
本作は、殺し屋に転身したアル中の元刑事ニックが主人公。とあるミッションに失敗して生死をさまよったことをきっかけに、突然彼だけに見え始めた「ハッピー」という名のユニコーンに、連れ去られた少女を助けてほしいとせがまれる。初めは幻覚かと思ったが...。「ハッピー」の声はパットン・オズワルト(『エージェント・オブ・シールド』)が担当している。クリストファーは作品について「(ドラマは)原作をかなり忠実に再現していると思うよ。ただ、TVだとグラフィック・ノベルよりも制限が少ないから、局が許す範囲内でだけど、もっとファンタジー風にもアレンジできる。だから(ドラマの方が)強烈な印象になっているかもね。原作よりもキャラクターを増やさないと全8話のストーリーが構成できなかったから、その点は手を加えているよ」と述べ、身体的にコミカルな動きやユーモアを増やしてニックを演じているとコメントした。
クリストファー・メローニといえば、先日シーズン20への更新が発表された犯罪法廷ドラマ『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』でシーズン1から12まで演じた、正義感が強くて硬派なエリオット・ステイブラー刑事として広く知られている。同作降板後、コメディドラマ『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』シリーズにも出演しており、10年以上続けたTVシリーズと全く作風の異なるこれらの作品へ出演を決意した心情を、次のように述べた。
「もともと、楽しいことが好きなんだよ。だけど、金銭的なことや将来のことも心配しないといけないだろう? 家族を養わなきゃいけないんだから。そう思って今までは出演作を選んできたんだけど...でも人生短いんだから、好きな事をしなきゃ。そう思ったんだよ」本当に興味を惹かれた作品に出演できて、最高に"Happy!"な気分だと話している。
『Happy!』はNetflixにてシーズン1が配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixオリジナルシリーズ『Happy!』独占配信中