『プリティ・ウーマン』『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』といったロマンティックな映画で知られるリチャード・ギア。彼が、有名デザイナーを襲った事件の裏側に迫るドラマ『アメリカン・クライム・ストーリー/ヴェルサーチ暗殺』の脚本家トム・ロブ・スミスが手掛ける英BBCの新作ドラマ『MotherFatherSon(原題)』で30年ぶりにTVドラマに復帰することが分かった。英Digital Spyが伝えた。
本作でリチャードが演じるのは、ロンドンや世界各地に支局を持つアメリカ人のメディア王マックス。跡取りとして育てた息子ケイデンの自己破滅的なライフスタイルが彼の家族に危機を及ぼす...という内容。全8話構成。
共演は、息子ケイデン役に、『アガサ・クリスティー 検察側の証人』で青年レナードを演じたビリー・ハウル、マックスの元妻キャスリン役に『ハリー・ポッター』で悪役ルシウス・マルフォイの妻ナルシッサを演じていたヘレン・マックロリー。数年前に結婚生活が破綻したキャスリンは、裕福な家督相続人になっているという設定だ。
新人の頃に犯罪捜査ドラマ『刑事コジャック』でゲストを務めたこともあったリチャードは、「私がテレビに出ていた時からもう30年。才能のある人たちとBBCの素晴らしい8時間の企画で一緒に働き、ともに生きた世界で共鳴することができてとても嬉しく思っているよ」とコメント。
BBCのドラマ部門責任者ピアース・ウェンガーは脚本家のスミスを「最も個性的でオリジナル」だと絶賛し、リチャード、ビリー、ヘレンらが、彼の物語を演じきってくれることを楽しみにしていると語った。
今夏からロンドンで製作開始。他のキャストについて近日発表される予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:リチャード・ギア
(C) Hubert Boesl/FAMOUS