1988年公開の学園サスペンス映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』を、米ParamountがTVシリーズ化した『Heathers(原題)』。放送が延期されていたリブート版が、オンエア前にキャンセルされたことが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
映画版は主人公ベロニカ(ウィノナ・ライダー)と彼女のボーイフレンドJD(クリスチャン・スレイター)を中心に、高校内のいじめや暴力を描く青春ブラックコメディだったが、ドラマ版では舞台を現代に変更。オリジナルの世界観を残したまま、シリーズごとに登場人物が異なるアンソロジー形式で甦ることになっていた。
ドラマ版は今年3月に放送スタートするはずだったが、フロリダ州の高校で起きた銃乱射事件を受け開始日が延期に。先月、7月10日(火)に放送開始日されることが発表されたが、Paramountネットワークの開発製作部門会長のキース・コックスが、高校内で起こる暴力描写に懸念を抱きシリーズをお蔵入りさせる決断を下したとのこと。
全10話となるシーズン1で、主人公ベロニカを演じたのはグレイス・ヴィクトリア・コックス(『アンダー・ザ・ドーム』)、JD役にはジェームズ・スカリー(『クワンティコ/FBIアカデミーの真実』)がキャスティングされていた。シリーズの製作総指揮を手掛けたのは、映画『カワイイ私の作り方 全米バター細工選手権!』で脚本を務めたジェイソン・ミカレフ。
また、オリジナル映画でヘザー・デュークを演じ、近年は乳がんと闘っていたことで知られるシャナン・ドハティ(『ビバリーヒルズ高校/青春白書』)が、3話でカメオ出演することでも話題を呼んでいた。(海外ドラマNAVI)
Photo:シャナン・ドハティ
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