『Glee』カート役のクリス・コルファー著、全米ベストセラーファンタジー小説が7月に刊行決定!

大ヒット青春ミュージカルドラマ『Glee/グリー』で、ゴールデン・グローブ賞最優秀助演男優賞を受賞したカート役で知られる、クリス・コルファーが執筆したファンタジー小説「The Land of Stories」シリーズの刊行(平凡社刊)が決定した。そのシリーズ第1巻「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ 願いをかなえる呪文」が7月4日より発売される。

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本作は2012年に発表され、全米でベストセラーとなった全6巻のファンタジー小説シリーズの第一弾で、世界27カ国で出版予定の話題作。既に映画化も決定しており、クリス自身が監督・脚本を担い、『ナイト ミュージアム』や『メッセージ』のショーン・レヴィがプロデューサーを務める。

主人公は、12歳の双子アレックスとコナー。二人は祖母にもらった絵本「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ」の中に落ちてしまう。そこはおとぎ話の「幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし」の後の世界。元の世界に戻るため、「願いをかなえる呪文」を探す旅に出る――。

クリスは、米Daily Newsのインタビューで、「母さんは僕が子どもの頃に、おとぎ話をよく読んでくれたんだ。僕がおとぎ話の登場人物たちについて質問責めにしたから、母さんはたぶん困ったんだろうね。"じゃあ、自分でおとぎ話を書いたら?"って。それで"The Land of Stories"を書き始めたんだ」と執筆に至ったきっかけが、幼少期の母親の読み聞かせであることを明かしている。

また、「僕はふたご座だから、いつも二つの思考方法で物を考えてるんだけど、それはありがたくもあり、苦しいものでもあるんだ。主人公のアレックスは、僕の良い面、人を喜ばせるところが出ていて、もう一人の主人公コナーは僕の皮肉っぽいところ、お調子者な面が出ている。二人とも違う形だけど僕なんだ」と、主人公の双子はクリス自身の性格が基になっていることを、うかがわせている。

クリス自身が幼い頃から親しんできた「白雪姫」「シンデレラ」「赤ずきん」といった童話をベースに、童話に込められた生きるためのメッセージを、フィクションを巧みに織り交ぜながら、子どもはもちろん、大人をも魅了する極上の冒険ファンタジーノベルとなっている。

■第1巻「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ 願いをかなえる呪文」刊行情報
7月4日刊行/予価1800円/四六判上製/560ページ

(海外ドラマNAVI)

Photo:「ザ・ランド・オブ・ストーリーズ 願いをかなえる呪文」クリス・コルファー
© Brian Bowen Smith/FOX