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マイロ・ヴィンティミリア、『ギルモア・ガールズ』のバッドボーイからこうして『THIS IS US』で全米最高の父になった

2016年10月より米NBCで放送スタートして以来、いきなりシーズン3までの更新が決定し、ファンからも絶大な支持を得ている感動のヒューマンドラマ『THIS IS US 36歳、これから』(以下『THIS IS US』)。主人公たちに深く関わる人物ジャックを演じているマイロ・ヴィンティミリアだが、いかにして全米の心を掴んだ父親になったかを語った。米E!Onlineが報じている。

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41歳になったばかりのマイロだが、その名を知らしめたのは人気ファミリードラマ『ギルモア・ガールズ』。2001年から4シーズンにわたり、アレクシス・ブレデル(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)演じる主人公ローリーの恋人で、バッドボーイの異名を持つ魅力的なジェスを演じ、ジャレッド・パダレッキ(『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』)演じるディーンとの三角関係でファンを沸かせた。ファンがジェスに夢中になった理由を、マイロは以前、「髪型のせいだよ。あといつもドープジャケットを着て、後ろポケットには本を入れていたからね。これがそろえば、最高の彼氏だっていう感じだった」と分析。

ジェスを中心にしたスピンオフドラマは失敗に終わり、その後出演した数本のパイロット版作品もシリーズ化に至らなかった。その時マイロは業界から離れるつもりだったという。車の整備士を目指し専門学校に通おうとしたとき、幸運にも2006年の映画『ロッキー・ザ・ファイナル』でロッキー(シルヴェスター・スタローン)の息子ロッキー・ジュニアを演じることとなり再び脚光を浴びる。

更に、同年スタートした大ヒットドラマシリーズ『HEROES/ヒーローズ』で、他の能力者の能力をコピーできるパワーを持つピーター・ペトレリ役を射止めたが、その後同作は打ち切りに。ピーターのイメージばかりが先行したことにも困惑したマイロだが、それ以上に「人間が、世界の終わりに向き合い戦っていくことをテーマにしているのに、そのことよりも世界の終末という酷いこと自体にファンが盛り上がっている事実に心が痛んだ。それで、本当にこういう作品をやりたいのか、俳優を続けたいのかどうかを考えたんだ」と苦悩を語った。

マイロはイタリア国籍も持っていることから、すべてを売り払ってローマに移住し、バイクを乗り回し農場での静かな暮らしを思い描いたという。だがその後、40歳を目前にして『THIS IS US』のオーディションを受ける。オーディション会場にいた同作クリエイターのダン・フォーゲルマンは、当時の様子をこのように回顧した。「マイロが部屋に入った瞬間、"彼だ!ジャックだ!"と思ったんだ。一家の家長にふさわしいとね。青年が大人になったら持ち得る逞しさと古い考えを、新鮮で新しい方法で演じられるはずだ。ファンが虜にならないわけがない、と。そして結局全米がファンになったんだよ」

プライベートを語らず、子どもをもたないマイロだが、視聴者は全米最高の父親、ジャックとして今はマイロを見るという。「ぼくは父親になったこともないのにね。でもこの役と作品にとても感謝しているよ。それぞれの人間の違いを描きながらも、人間の良さと真心を表現しているこのような作品に関われて有難いと思っている。ワイヤーにつられてスタントしたり、青春時代をしかめっ面で演じたりする作品にまた出たいとは今は思わないね」とジョーク交じりに語った。

色々な作品に出演し成功しているように見えつつも、実は苦悩も挫折も味わったことで、今のジャックを演じられるマイロに成長したようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:
マイロ・ヴィンティミリア(2006年撮影)(C)CHRISTINA RADISH/FAMOUS
『THIS IS US 36歳、これから』
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