『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章の放送開始まであと半年!? スピンオフでホワイト・ウォーカーの起源に迫る

第70回エミー賞で最多の22ノミネートを記録した世界的大ヒットの大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)。同作の最終シーズン放送予定とそのスピンオフの続報が発表された。米Hollywood Reporterなど複数のメディアが報じている。

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米HBOの番組編成担当責任者ケイシー・ブロイズは、現地時間7月25日(水)に開催されたTV批評家協会による夏のプレスツアーで、シリーズ最終章となる第八章は2019年の前半、つまり早ければあと半年ほどで放送開始される予定だと述べた。その内容については多くを語らず、ただ「素晴らしいものになっている」とだけコメント。また、5つあるスピンオフプロジェクトのうち、『GOT』の前日譚となる最初のパイロット版が発注されたことは当サイトでもお伝えしたが、その内容に関しても以下のように言及している。

脚本とクリエイターにジェーン・ゴールドマン(『キングスマン』シリーズ、『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』)を迎える本スピンオフは、現在キャスティングダイレクターと監督を選出しているとのこと。「このスピンオフは2019年に撮影をスタートさせたい」と話すブロイズは、残り4つのプロジェクトに関して、それぞれが異なる段階にあるため、まずはこの1本目のパイロット版を製作することが先決だという。

このスピンオフは、『GOT』から何千年もさかのぼった紀元前8000年あたりを舞台に、英雄たちの黄金時代から暗黒の時代へと下降していく過程を追う。人間が初めてホワイト・ウォーカーと戦うようになったウェスタロスの歴史を中心に描かれ、その中でホワイト・ウォーカーの起源の真実、スターク家の伝説などが明かされていく。4つのプロジェクトに関しては、脚本家に『L.A.コンフィデンシャル』『ロビン・フッド』のブライアン・ヘルゲランドと、『GOT』のシーズン1から脚本を手掛けるブライアン・コグマンを迎えて、様々なアイディアを出してブレインストームしている段階だそう。

今年6月に原作者ジョージ・R・R・マーティンは自身のブログで「新しいシリーズに『GOT』のキャラクターや俳優が登場することはない」「『ダンクとエッグの物語』(マーティン著のファンタジー小説)のような90年という近い時代ではなく、数百年前でもなく、1万年ほど前に設定されているからだ」と、本作の設定について説明していた。

最終シーズンが終わった後、ファンがその世界観を引き続きスピンオフの中で楽しめる日も近いようだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』
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