ジョエル&イーサン・コーエン兄弟による1996年公開の同名映画をベースに、コーエン兄弟が自ら製作総指揮を務める米FXのアンソロジードラマ『FARGO/ファーゴ』。本シリーズのシーズン4に、人気コメディアンのクリス・ロックが出演することが明らかとなった。米Varietyが報じている。
今月3日(金)に行われたTV批評家協会のプレスツアーにて、製作するか否かが不明だったシーズン4に、クリスが出演するとFXが発表した。
実際に起きた事件を映像化するシリーズの新シーズンで舞台となるのは、イタリア系とアフリカ系の犯罪組織が争う1950年代のミズーリ州カンザスシティ。平和協定を結ぶために、両組織のボスがお互いの末っ子を交換することになったが、カンザスシティを牛耳るマフィアのボスが亡くなったことで全てが変わってしまう...というストーリーのようだ。
クリスはアフリカ系犯罪組織のボスを演じ、シーズン3に引き続き脚本・監督・クリエイターをノア・ホーリー(『BONES』)が務める。コーエン兄弟は、ウォーレン・リトルフィールド(『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』)とジョン・キャメロン(『レギオン』)とともに製作総指揮に名を連ねているという。
「『FARGO』の大ファンで、ノアと仕事ができることを楽しみにしています」とコメントしたクリスは、映画『リーサル・ウェポン4』『ロンゲスト・ヤード』などに俳優としても活躍し、最近は音楽業界を描いたドラマ『Empire 成功の代償』にフランク・ギャザーズ役でゲスト出演。2016年に開催された第88回アカデミー賞授賞式の司会も務めていた。アニメ映画『マダガスカル』シリーズの縞馬マーティ役の声でも知られ、自身の子ども時代を題材にしたコメディドラマ『Everybody Hates Chris(原題)』では製作総指揮を務めていた。
『FARGO』シーズン4の制作&放送は来年を予定している。(海外ドラマNAVI)
Photo:クリス・ロック
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