架空の英王室一族をスキャンダラスに描くドラマシリーズ『The Royals ザ・ロイヤルズ』が、シーズン4をもって打ち切られることが明らかとなった。米TV Lineなど複数のメディアが報じている。
本作は、突然世継ぎであるロバート王子を亡くしたヘレナ王妃(エリザベス・ハーレー『ゴシップガール』)を中心に、女たらしの遊び人リアム王子(ウィリアム・モーズリー『ナルニア国物語』シリーズ)や、アルコール&薬物依存症のエレノア王女(アレクサンドラ・パーク『プール』)が巻き起こす騒動など、王室にまつわるスキャンダルが赤裸々に描かれる作品。
本シリーズを製作する米E!Networkは、次のような声明を発表。「2015年に放送スタートし、本局初となるオリジナル脚本ドラマシリーズ『The Royals』のシーズン5を製作しないとの決断を下しました。4シーズンにわたり、宮殿の裏で繰り広げられる紆余曲折、スキャンダラスな物語へとファンを導いていきました。我々は、キャストとライオンズゲート及びUniversal Cable Productionsのスタッフに感謝しています」と述べている。
本作のクリエイターを務めていたマーク・シュワーン(『One Tree Hill』)が、昨年12月にセクハラ疑惑により解雇となっていた。女性キャストとスタッフ25名が彼を非難する声明を出し、主演のエリザベスだけは「まったく知らず、驚いた」と別の声明を発表。この一連が打ち切りに関連しているかは不明だが、シーズン4の18~49歳層の視聴率も、一番良かった時期より22パーセントも減っていた。
本国アメリカではシーズン4はすでに今年3月に放送を終えており、ライオンズゲートは『The Royals』を買い取ってくれそうな局や配信サービスを探している模様で、もしシリーズが救出されればシーズン5が製作される可能性もありそうだ。日本では、Amazon Prime Videoにて第1話が無料配信中(2話以降は有料)。(海外ドラマNAVI)
Photo:主演のエリザベス・ハーレー
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