ベン・キングズレー主演『セクシー・ビースト』、『ザ・ソプラノズ』脚本家がTVシリーズを製作へ

映画『ガンジー』で、アカデミー賞主演男優賞を受賞したベン・キングズレー主演映画『セクシー・ビースト』が、米PramountTVで前日譚シリーズとして甦ることが明らかとなった。米Screen Rantが報じている。

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2000年に公開され、イギリス・スペインで製作された映画版は、犯罪から足を洗いスペインで優雅に暮らしていた元ギャング、ガル(レイ・ウィンストン『ノア 約束の舟』)の元に、仕事仲間だった凶暴なドン(ベン)が現れ、銀行強盗に誘われたことから巻き起こる事件が描かれている。監督を務めたのは、『記憶の棘』『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』で脚本・監督を担ったジョナサン・グレイザー。本作の演技で、ベンはアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。

ドラマ版では、ロンドンの暗黒街で悪事を働いていたドンとガル、映画版でイアン・マクシェーン(『ジョン・ウィック』シリーズ)が演じていた銀行強盗の首謀者として登場したテッドの若き日と、彼らの過去が描かれるという。

映画『マラヴィータ』やドラマシリーズ『ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア』など、マフィア作品を得意とするマイケル・カレオが脚色を手掛けることになっている。映画版の脚本家ルイス・メリスとデヴィッド・シントも、カレオとともに製作総指揮として本シリーズに携わる。

現時点でキャスティングは未定で、病的な凶暴性を見せるドンの若かりし頃を、どの俳優が演じるのか気になるところだ。キャストが決まり次第、続報をお届けしたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:ベン・キングズレー
(c)JMVM/FAMOUS