サム&ディーン・ウィンチェスター兄弟が活躍する大人気の超常現象アクションドラマ『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』(以下『スパナチュ』)。シーズン13の放送が終了し、10月から本国でシーズン14の放送がスタートする同作だが、なんと兄ディーン・ウィンチェスターなしで製作する予定があることが明らかになった。米TV Lineが報じている。
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ディーンなしの製作といっても...正確には、秋から放送のシーズン14でディーン役のジェンセン・アクレスは、13年間ずっと演じてきたディーンとしてではなく、新しい役柄で出演するという。ショーランナーのアンドリュー・ダブは、次シーズンを次のように語っている。
「ディーンとサムはこの作品を支える中心人物だ。今までに、サムがチラッといなくなったことはあったけれど、ずっといなくなるということはなかった。魂をとられたり...など色々なことがあったが、サム自身の姿が見えない、登場しないということはなかった。悪魔のディーンも、1話限りのものだったしね。だけど、今シーズンでは、基本的にディーンがいなくなるという設定なんだ。このドラマは、サムとディーンの二人の物語だから、ディーンがいないというのは進行上非常に製作が難しい。同作に欠かせないキャラクターであるディーン抜きでの脚本も難しい。けれど、ジェンセンが新しい役を演じるのは楽しみだね」と期待を寄せる。
「こういった作品で大変なのは、毎年毎年、新たな悪役を生み出すことなんだ。キャラクター設定をきちんと作り上げ、それを演じる俳優が気持ち良く演じられるように色々と環境を整えないといけない。だけど、ジェンセンが今回の役を演じるにあたっては、そういう心配は必要ない。みんなが大好きなジェンセンは、この作品を誰よりも熟知しており、自分自身を理解しており、どうこの新キャラクターを演じるべきかも知っているんだから。そしてもちろんジェンセン演じるこの役は最高に悪いキャラクターに仕上がっていて、でもみんなには、"うわっ!すっごいかっこいい"と思ってもらえると確信しているよ」
シーズン13が放送されていた今年3月にジェンセン本人が、「ジャレッドは、サムとは異なるルシファーやガドリエルなどを演じてきたが、自分はディーンだけを演じてきた。あえて言うなら悪魔になったディーンが一番別人に近かったけど、それでもディーンには変わりない。自分が知っているキャラクターを演じるだけだし楽だから良かったけど、もうすぐ大きな変化が起きるよ」とコメントをしていた。それが意味するところが今回の大胆な展開なのかもしれない。
ディーンが見られないかもしれないのは残念だが、14年目にして新たな役を演じるジェンセンが登場するシーズン14は、米CWにて10月11日(木)より放送スタート予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』シーズン13
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