1968年にTV映画「殺人処方箋」として米NBCが放送してから今年で50年。ボサボサの髪型にヨレヨレのコート、葉巻をくわえ、愛車プジョーで事件現場に駆けつける。今なお世界中で愛され続ける傑作刑事ドラマ『刑事コロンボ』が、AXNミステリーにて10月14日(日)より全69話を一挙放送が決定した。
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本シリーズは、初めに犯人がわかった上で物語が展開され、その動機や犯行手口を暴いていく「倒叙」と呼ばれるミステリー手法を映像に取り入れている。その斬新な作風と、犯人を追いつめるコロンボの執拗なまでの捜査、見落としがちな小さな矛盾から生じる疑問点、犯人との息詰まる心理戦は、大反響となり、高視聴率を記録した。1971年3月に二作目「死者の身代金」が放送され、一作目を上回る視聴率を記録し、同年9月からドラマシリーズとなった。
大人気TVシリーズとなった本作は、毎年のようにアワードにノミネートされ、のべ39ノミネート、合計13部門でエミー賞を受賞。コロンボ役のピーター・フォークはエミー賞主演男優賞に通算10ノミネート、4回もの受賞を果たした。
その後1978年までに放送された全45作品が旧シリーズと呼ばれ、1989年~2003年まで米ABCで放送された全24作品が新シリーズと呼ばれている。日本では、「うちのカミサンがね...」と独特の口調でコロンボが語る小池朝雄の吹替えも人気を博した。
レイ・ミランド(『失われた週末』)、マーティン・ランドー(『スパイ大作戦』)、ルース・ゴードン(『ローズマリーの赤ちゃん』)、フェイ・ダナウェイ(『ネットワーク』)といったオスカー俳優たちがゲスト出演している。また、シリーズ第三作目の「構想の死角」では、当時新進気鋭だった『ジュラシック・パーク』や『JAWS/ジョーズ』のスティーヴン・スピルバーグが起用されている。
全世界で最も有名な刑事ドラマ『刑事コロンボ』は、二カ国語版で全69話を10月14日(日)夕方4:00よりAXNミステリーにて一挙放送。(海外ドラマNAVI)
Photo:『刑事コロンボ』
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