低予算ながら全米ナンバー1の大ヒットを記録し、続編の製作も決定しているホラー映画『クワイエット・プレイス』。本作で監督・共同脚本・製作総指揮・主演と4役をこなしているジョン・クラシンスキーが、共演している妻エミリー・ブラントや製作するきっかけについて語った。
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音に反応し人間を襲う"何か"によって荒廃した世界で、生き残った1組の家族。その"何か"は、呼吸の音さえ逃がさない。誰かが一瞬でも音を立てると、即死する。手話を使い、裸足で歩き、道には砂を敷き詰め、静寂と共に暮らすエヴリン(エミリー)&リー(ジョン)の夫婦と子供たちだが、なんとエヴリンは出産を目前に控えていた―。
「ホラー映画を怖がっていたくらいだ」と話すジョンが、なぜ本作を制作することになったのか。「『ザ・オフィス』のクリエイター、グレッグ・ダニエルズが僕にアドバイスをくれたんだ。"君の仕事は、台詞を面白く発するだけじゃなく、単に台詞を発するだけでもあるんだね。その台詞を視聴者が可笑しいと感じても良いし、感情的だと感じても良い"とね。つまり発した台詞は、その視聴者の解釈によるものだということを教えてもらったんだ。このアドバイスがなければ本作のようなホラー映画を手掛けることはなかったと思う」と語った。
4役を務めることになったジョン。その経緯について「オリジナル脚本を読み終わって、僕のもとで、どう展開していくかを考えたとき、僕は監督し、自分が演じたいと思った。なぜなら、二人目の子どもができたばかりだったから。彼女の安全を確保したい、大切に育てたいという考えが何か映画にもたらしてくれるとも思った」と振り返る。だが、監督もするというのは実はエミリーのアイデアだったという。「僕は脚本を書き直して、演じたい、と強く願っていたんだ。それを見ていたエミリーが"これほど何かにワクワク興奮して感動して夢中になっているのを見たことがない。だから、あなたが監督すべきよ"とね」
さらにジョンは、主演を務めるAmazon Prime Videoにて配信中の『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』の撮影の傍ら、ロケハンやキャスティングなど本作の準備をしていたとも話している。ポップコーンを食べる音さえ躊躇するという映画館の静けさが緊張感に変わる絶対に音を立ててはいけない世界『クワイエット・プレイス』は、9月28日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:『クワイエット・プレイス』
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