全米で2019年前後に始まる注目ドラマの予告編をお届けする本連載。2回目の今回は、『ゴシップガール』のダン役でブレイクしたペン・バッジリーと、『プリティ・リトル・ライアーズ』のエミリー役で知られるシェイ・ミッチェルが共演する、米Lifetimeで9月9日（日）より放送が始まった話題作、日本ではNetflixにて今年配信予定の『YOU ー君がすべてー』をご紹介しよう。
『YOU』はアメリカ人作家でジャーナリストのキャロライン・ケプネス著の同名ベストセラー小説が原作。NYで本屋の店長として働くジョーは、ある日、店で知り合った美しい作家志望の女性ベックに恋をする。ツイッターやブログを閲覧して彼女のプロフィールや関心事を掴み、自宅を割り出し、尾行を始め、ついには外出先で危機に瀕した彼女を寸前で助け出す。何も知らないベックは、ジョーに運命的な出会いを感じ始めるが、それは全て仕組まれたことだった――。ベックに執着するジョーが秘かに、そして計画的に、自分と彼女の間に立ちはだかるものや人を次々と取り除いていく...というサイコスリラー。
ペンは主人公ジョーを演じ、作家志望の女性ベックに扮するのは『ワンス・アポン・ア・タイム』のエリザベス・ライル。シェイはベックの親友で支配欲の強い、リッチな女性グループのリーダー的存在ピーチ役で出演。そのほか、『ビリオンズ』のダニエル・コスグローヴ、『GOTHAM／ゴッサム』のヴィクトリア・カルタヘナらが脇を固める。また、『フルハウス』のジョン・ステイモスが医師役で登場することも明らかになっている。
脚本と製作総指揮を担うのは、『リバーデイル』のグレッグ・バーランティと『SUPERNATURAL／スーパーナチュラル』のセラ・ギャンブル。『ザ・フォロイング』のマルコス・シーガは製作総指揮を務めながらメガホンを取る。
今回公開された予告編は、最初から最後までペン演じるジョーのナレーションで進行。自分に都合よく物事を解釈するジョーの心の声が不気味な雰囲気を盛り上げる。ベックのSNSアカウントが公開されているのは注目されたがっているからと、個人情報をネットで検索して彼女の経歴、交友関係、暮らしぶりなどを調べ上げるジョー。自分だけがベックを救ってあげられる、彼女にふさわしいのは自分しかいないという思い込みが、ベックへのストーカー行為をエスカレートさせ、障害となるものや人を次々と排除していく。その様子は不気味でありながら、現在のネット社会に照らし合わせた時に、もしかしたら現実に起こり得る話なのかもしれないと観ている者に思わせ、じわりじわりと恐怖を感じられる内容になっている。
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シーズン1の放送前にシーズン2への更新も決定した注目作『YOU ー君がすべてー』は、米Lifetimeにて9月9日（日）よりシーズン1を放送中。日本ではNetflixにて今年中に放送開始予定。
Photo：
ペン・バッジリー (C) NYKC
シェイ・ミッチェル (C) NYKC
