レイトン・ミースター、『ゴシップガール』の撮影現場を振り返る

2007年から2012年まで米CWで放送され、世界中の女性たちを虜にした『ゴシップガール』。有名ファッションデザイナーの娘ブレアを演じたレイトン・ミースターは、本作を機に大ブレイクを果たした。そんな彼女が米PorterEditに登場し、自身の代表作について本音を打ち明けている。米E!Onlineが伝えた。

両親の離婚後、11歳の時にニューヨーク市に引っ越したレイトンは、CMやモデルの小さい仕事からキャリアをスタートさせた。「同じ学校の同級生たちは自分のやりたいことをわかっていて、それを追い求めている子ばかりだった」といい、彼女自身も女優という夢のために14歳でロサンゼルスに移り住み、16歳で学校を卒業して女優業に専念するように。早期卒業を目指したのは、大人と同じくらい働けることが仕事を得るうえで有効だったからだそうだ。

そして厳しい世界で地道に活動を続け、20歳の時に『ゴシップガール』への出演が決まった。「番組が6年続いたことは最高のシナリオだったの。めったにあることじゃないわ」とレイトンは語っている。しかし、1シーズン全22話構成のTVシリーズは、週5日、1日16時間も撮影をこなす過酷な現場だったそうだ。「朝5時に現場に着いて、夜8時に帰るの。太陽を見ることができる日はほとんどなかったわ」

同作のヒットにより一躍スターの仲間入りを果たしたレイトンだが、一気に自分を取り囲む人が増え、自分の行動に注目が集まるようになったことに当時は困惑した。自分を取り巻く環境が健全なものだとは思えなかったそうだ。

「みんながそれぞれ自分の旅を持っているわ。特に、自分を知ろうとする20代前半の時には。『ゴシップガール』が成功したことで、私の旅はスピードアップしてしまった。何が現実なのか、誰を信頼できるのか、その区別がつかない中で、早々に"自分"を見つけなければいけなかったの。私は早くにそれを知ることができて、本当に信頼できる人たちと友人になれて、とても幸運だったわ」

レイトンは、『ゴシップガール』が彼女の人生の中で"とても特別な時間"だったと表現しているが、多くの共演者がインタビューで明かしているように、彼女もその頃に戻りたいとは思っていないという。「それは何にも変えられない、タイムカプセルのようなもの。"あの頃が懐かしい?"とか、"(『ゴシップガール』で)着ていた衣装を気に入っていた?"とか、たくさんの質問を受けるの。そういうことを聞かれることは理解しているし、しっかり答えているつもりだけど、"あなたにとって高校時代は素晴らしい時間でした。戻りたいと思いますか?"って聞かれているようなものなのよ。本当のところ、とても特別で、ユニークで、素晴らしい経験だったけれど、もう戻りたいとは思わないわ。私はただの子どもだったの!」(海外ドラマNAVI)

Photo:『ゴシップガール』
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