お蔵入りになったドラマ版『ヘザース』、Paramount TVで放送されることに!

1988年に公開された学園サスペンス映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』を、米ParamountがTVドラマ化した『Heathers(原題)』。一度はお蔵入りになった本作が、同局で日の目を見ることが明らかとなった。米TV Lineが報じている。

現代が舞台となるドラマ版は、映画版を"リイマジネーション"した作品となり、シーズンごとに登場人物が異なるアンソロジー構成となる。毎回ヒロインと、人気はあるが意地悪な女子グループの関係が描かれる。新たな女子グループ"ヘザース"(全員ヘザーという名前の仲良しグループ)は、黒人でレズビアンのヘザー・マクナマラと、ジェンダー・クィア(実際の性別と自認の性別が一致しない)のヘザー・デューク、大柄な体格のヘザー・チャンドラーの3人組だ。

今年3月に放送開始されるはずだったが、その前月にフロリダ州の高校で起きた銃乱射事件を受け開始日が延期に。その後、7月に放送開始されることが発表されたが、高校内で起こる暴力描写に懸念を抱いた放送局がシリーズをお蔵入りにする決断を下した。

そんな経緯を経たシリーズだが、今月4日(木)にParamountが、10月25日(木)から29日(月)まで毎日2話ずつ放送することを発表。もともとシリーズは10話構成だったが、最終話の内容が物議を醸す可能性があるため、10話目を外した全9話が放送されるとのこと。放送に先駆け、22日(月)にParamountのウェブサイトで先行配信されることになっている。

ドラマ版でクリエイターを務めるのは、映画『カワイイ私の作り方 全米バター細工選手権!』で脚本を務めたジェイソン・ミカレフ。ヒロインのベロニカを演じるのは、グレイス・ヴィクトリア・コックス(『アンダー・ザ・ドーム』)。そのほかジェームズ・スカリー(『クワンティコ』)や、ブレンダン・スキャネル(『Bonding(原題)』)、ジャスミン・マシューズ(『Sweetbitter(原題)』)、メラニー・フィールズ(『コード・ブラック 生と死の間で』)、セルマ・ブレア(『アメリカン・クライム・ストーリー』)らがキャスティングされている。

また、オリジナル映画でヘザー・デュークを演じていたシャナン・ドハティ(『ビバリーヒルズ高校/青春白書』)が、カメオ出演することも決定していた。(海外ドラマNAVI)

Photo:シャナン・ドハティ
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