映画『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズのガラドリエル役で知られるケイト・ブランシェットが、『FARGO/ファーゴ』や『アメリカン・ホラー・ストーリー』など放送する米FXの新作ミニシリーズに主演することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。
ケイトが主演するのは、70年代を舞台にした『Mrs. America(原題)』。男女平等憲法修正案を認可させる運動を描く実話を基にしたシリーズ。保守派積極行動主義者であるフィリス・シュラフリーにより予期せぬ反発が起こり、フィリスと対極に属する第二波フェミニズム運動で中心となった活動家のグロリア・スタイネムと作家のベティ・フリーダン、政治家のシャーリー・チザム、弁護士のベラ・アバグ、そしてフィリスの視点を通して綴られる作品。本シリーズでは、70年代に起こった文化的闘争の中で最も困難を極めた"戦い"により、いかにして保守的な大衆が台頭し、米国の政治状況に変化を起こしたかがテーマになるという。
ケイトはフィリス・シュラフリー役で主演するだけでなく製作総指揮も担う。クリエイターと脚本を務めるのは『MAD MEN マッドメン』でペンを執ったダーヴィ・ウォーラー。ケイトと共にステイシー・シェア(『バッドランド ~最強の戦士~』)、ココ・フランチニ(『ヘイトフル・エイト』)も製作総指揮に名を連ねている。
ケイトは、2004年公開の『アビエイター』で映画女優キャサリン・ヘップバーンを演じてアカデミー賞助演女優賞に輝き、2013年の『ブルージャスミン』で主演女優賞を受賞。第80回のアカデミー賞では『エリザベス:ゴールデン・エイジ』と『アイム・ノット・ゼア』で、それぞれ主演&助演でオスカーにダブルノミネートされる快挙を果たした。演技派として名を馳せるようになった彼女が、ハリウッドのドラマシリーズにレギュラー出演するのは本作が初めてのこととなる。
『Mrs. America』の撮影は、2019年よりスタートする予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:ケイト・ブランシェット
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