Appleの動画配信サービス、2019年上半期に日本を含む100カ国で提供開始

NetflixやHuluを追うかの如く、YouTubeやFacebookも配信サービスをスタートさせたが、いよいよAppleもその後に続くことになり、2019年上半期に日本を含む100カ国でサービスが開始されることが明らかとなった。米BERが報じている。

Appleの配信サービスは、Appleデバイスを使用しているユーザーに無料配信され、視聴には特定のアプリをダウンロードする必要があるようだ。

そして、Appleが製作する作品には一定のポリシーがあり、過度な暴力や性的描写を避けているのだという。以前に同社のCEOティム・クックが、米人気ラッパー、ドクター・ドレーの人生を描く音楽ドラマシリーズ『Vital Signs(原題)』の内容が過激だとしてお蔵入りにしている。よってAppleの配信サービスは、他とは一線を画す作品が揃う可能性もありそうだ。

それでは、Appleが製作中の注目作品をいくつか紹介しよう。

▪『Are You Sleeping?(原題)』
キャスリーン・バーバーによる同名小説をドラマ化する全10話構成の本作は、犯罪情報を提供するポッドキャスト番組を舞台に、実際に起きた事件に取りつかれていく人々が描かれるシリーズ。出演はアーロン・ポール(『ブレイキング・バッド』)、エリザベス・パーキンス(『Weeds ~ママの秘密』)、ロン・セファス・ジョーンズ(『THIS IS US』)。

▪『Dickinson(原題)』
19世紀の米詩人エミリー・ディキンソンの世界を描くドラマ作品。1話30分枠となるシリーズで主人公を演じるのは、映画『ピッチ・パーフェクト2』『はじまりのうた』などに出演しているヘイリー・スタインフェルド。社会的抑制や女性差別、家族との関係といったディキンソンの世界が、その時代と相いれなかった彼女の空想的な視点でコミカルに綴られる作品になるという。

▪『Amazing Stories(原題)』
スティーヴン・スピルバーグが指揮を執り、1980年代に放送されたSFファンタジードラマ『世にも不思議なアメージング・ストーリー』のリブート版。『ワンス・アポン・ア・タイム』でクリエイターを務めたアダム・ホロウィッツとエドワード・キッツィスが、ショーランナーとして名を連ねている。

▪『See(原題)』
未来を舞台に、恐れを知らぬ戦士にしてリーダー、守護人でもあるババ・ヴォスを主人公にした本作は、壮大なスケールで描かれるという全10話構成のシリーズ。主役を演じるのは、大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のカール・ドロゴ役で知られるジェイソン・モモア。

日本でのサービス開始日などの詳細が分かり次第、随時お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)