SFドラマ『4400 未知からの生還者』、米CWでリブート版が製作か?

2004年から4シーズンにわたって米USAにて放送されたSFヒューマンドラマ『4400 未知からの生還者』(以下『4400』)。2007年、脚本家組合によるストライキの影響で打ち切りとなった本作だが、米CWがリブート版の製作に向けて動いていることが明らかになった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。

『4400』は、映画『ゴッドファーザー』や『地獄の黙示録』など手掛けている名匠フランシス・フォード・コッポラが製作総指揮を務めたTVシリーズ。世界各国で1946年以降に姿を消した4400人の人々が、何の前触れもなく失踪した当時の年齢のままで現代に戻ってくるところから物語は始まる。さらに"特別な力"を身につけて帰ってきた人々の謎に、国土安全保障省シアトル支部のエージェントが挑むというミステリーヒューマンドラマ。

オリジナル版のクリエイターは、『V』や『The Gifted ザ・ギフテッド』のスコット・ピータースと『キャッスル ~ミステリー作家は事件がお好き』や『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』のレネ・エシェヴァリアだった。今回のリブート版では、『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のクレイグ・スウィーニーと『リミットレス』のテイラー・エルモアが製作総指揮と脚本を手掛け、エルモアはショーランナーも兼任するという。

オリジナル版には、ジョエル・グレッチ(『V』)、ジャクリーン・マッケンジー(『デスパレートな妻たち』)、パトリック・ジョン・フリューガー(『シカゴP.D.』)、ビリー・キャンベル(『THE KILLING ~闇に眠る美少女』)、そしてオスカー俳優のマハーシャラ・アリ(『ムーンライト』)らが出演している。

オリジナル版は、クリフハンガーのまま幕を閉じていたが熱心なファンによりNetflixで復活させてほしいという嘆願運動も行われ、1万5000人もの署名が集まっていた。継続には叶わなかったが、新たな形での復活が望めそうだ。(海外ドラマNAVI)

Photo:『4400 未知からの生還者』
(c)パラマウント ジャパン